認知症のイライラに「抑肝散」が効く。
9月3日に放送されたためしてガッテンで知られた方も多いんじゃないでしょうか?
抑肝散は、元来は「小児のひきつけ」の用いられたものです。
筋のけいれん・ひきつけ・ふらつき・手足や舌のふるえを改善し、精神を安定させ、いらいら・緊張・うつ状態を改善する働きがあります。
夜泣き・チックや、一般的ないらいら・緊張・手足や舌のふるえ・筋けいれん・歯ぎしりに使用されます。また、不眠にも用います。
先日の放送では、興奮しやすいアルツハイマーの方に服用してもらったところ、興奮しないようになって、会話がある程度できるようになったり、徘徊が減ったという事例が紹介されました。
関心のある方は、専門家に相談の上、証にあっているようであれば試してみると良いでしょう。
~薬剤師 鳥居英勝~