新生児の視力は0.01~0.02といわれていて、強い光には多少反応しているように思えることもありますが、ものが見えるということではありません。視力が1.0に達し、大人並になるのは、普通4~6歳ぐらいです。この間に色覚なども育っていきます。

子供の視力に異常がある場合には、脳の発達に影響する場合もありますので、いち早く見つけて対応することが大切です。
周りの人たちが気付いてあげるのに役立つ『行動チェック』を紹介します。

☆視力異常の行動チェック☆
・テレビを見るとき必要以上に近づいて見る
・目を細めてみる
・絵や文字を見間違う
・遠くのものが2個に見える
・ボールをキャッチするのが苦手

☆斜視の危険性の行動チェック☆
・やぶにらみをする
・首をかしげてものを見ようとする
・明るい戸外でまぶしそうに片目をつぶる
・片目を内側に寄せて近くのものを見る

 ※斜視を発見する方法の一つとして、室内でフラッシュをたいて顔を撮影したものを先生に診てもらうことがあります。斜視になっていると、光が目の真ん中にきちんと当たっていない場合があるので、この方法で目の位置がずれていないかを見ます。

       ~薬剤師 鳥居英勝~