24人に1人が悩んでいるというむずむず脚症候群。
脚の深部、とくに足首から膝にかけて、むずむず、ジリジリ・・・。虫がはうような、じっとしていると、我慢できないような不快感を特徴とします。
原因は十分に分かっていませんが、運動に関する情報を伝達するドーパミンが関わる脳内の神経の機能異常や、鉄分の欠乏、脊髄や末梢神経の異常、遺伝的な要素などが考えられています。
お薬で治療する場合には、主にドーパミンの働きを改善するパーキンソン病の治療薬が用いられます。十分な効果が得られない場合には、さらに抗てんかん薬を用いることもあります。鉄分不足が原因となっている場合には、鉄剤を使います。
改善するために日常生活でできることは、夕方以降にカフェイン飲料、たばこ、お酒は控える。運動などで疲れたらマッサージなどで筋肉を良くほぐすことです。
~薬剤師 鳥居英勝~