カルシウムとビタミンDをともに多く摂取すると、大腸がんになるリスクを下げる可能性があることを、
九州大学の研究グループが報告しています。
1日あたりのカルシウム摂取量が約700mgと多いグループが大腸がんになるリスクは、
平均400mgと少ないグループと比べ3割ほど低いこと。
さらにカルシウムを約700mgとり、かつビタミンDを多く摂るグループ(1日10μg以上)の
大腸がんリスクは、カルシウム摂取が少なくビタミンDをあまり摂らないグループより
6割低いことが明らかになりました。
カルシウムは乳製品や大豆製品、ビタミンDは鮭やシイタケなどに多く含まれていますが、
なかなか多く摂りにくいものです。
不足しがちな方は、カルシウムとビタミン剤を配合した医薬品のカルシウム剤を摂取すると
良いでしょう。
~薬剤師 鳥居英勝~