百薬の長といわれるお酒も、飲みすぎると毒に。                                              過量飲酒による心身への影響をまとめると、次のようになります。

脳疾患・・・外傷、内出血、大脳萎縮、記憶障害、認知症、小脳障害                                  精神 ・・・離脱症状、うつ、幻覚、妄想、てんかん発作                                           口腔・咽頭・・・虫歯、歯周病、舌の異常、口腔ガン                                            食道 ・・・食道炎、食道ガン、食道静脈瘤、嘔吐に伴う出血                                        心臓・循環器・・・不整脈、心臓肥大、心不全、高血圧                                          肝臓 ・・・脂肪肝、アルコール性肝炎、肝硬変、肝臓ガン                                        胃・腸・・・胃炎、潰瘍、消化吸収不良、下痢、大腸ガン                                          膵臓 ・・・急性膵炎、慢性膵炎、膵石症                                                   男性系・・・男性ホルモン低下、睾丸萎縮、ED                                               女性系・・・月経/卵巣機能不全、早期閉経、胎児性アルコール症候群                                皮膚 ・・・色素沈着、手掌紅斑、クモ状血管腫                                                抹消・筋肉・骨・・・抹消神経炎、筋肉、骨粗鬆症、大腿骨頭壊死                                    血液・代謝・・・貧血、免疫異常、糖尿病、脂質異常症、痛風 

一方で、適量の飲酒は精神をリラックスさせ、食欲を増進させます。また、身体をあたため安眠にも役立ちます。                                       毎日の健康のためには、自分の身体にあった『適量』を見つけ、それを守るようにすると良いようです。                                     ・・・・・・世界の100歳以上の方にアンケートを取ったところ、『全くお酒を飲まない』方がほとんどだったそうです。

      ~薬剤師 鳥居英勝~