浣腸は上手に使いましょう。

おしりから浣腸液を注入したら、3分くらい肛門をしめて我慢するのがコツです。                            肛門をキュとしめるか、それが大変だったら手で押さえても良いでしょう。                                3分間我慢するうちに、肛門付近の硬くなった便が軟らかくなって出てくれます。                           そうなれば、中の便が続いて出るのでスッキリ排便できます。

冬の寒い時期などは、浣腸液が冷えており、冷たい刺激で反射的に入れた液が出てしまうことがあります。           そうならないように、両手で人肌の温度に温めて使うことをお勧めします。                                         浣腸の先が入り難いようであれば、ハンドクリームなどを塗るとスルッと入ります。

習慣性になるから使いたくないと考える方も多いですが、必要な時には使ったほうが良いものです。               小児の便秘症の場合にも、痛みによる排便の恐怖感を和らげたり、規則正しい排便のリズムを作る                ために適宜使用することが勧められています。

用量が10ml・20ml・30ml・40mlのものが市販されています。                                    形状も、おなじみのイチジク型と蛇腹型、ノズルの長いものなど様々です。                              体格、症状、使い易さを考えて体に合ったものを選んでお使いになると良いでしょう。

      ~薬剤師 鳥居英勝~