乾燥するこの時期は、手あれの季節です。 食器洗いなどの水仕事やガーデニングなど、手は常に外部からの刺激にさらされています。 皮膚の表面の皮脂は、外部の刺激から手肌を保護し、うるおいを守る働きをしています。 その皮脂が失われてしまうことが、手あれの原因。 美しい手を保つためには、ハンドクリーム によるケアが基本です。
水仕事にぬるタイプなら、肌の表面に透明バリアの保護膜を作り、水や洗剤、乾燥した空気、 紫外線などの刺激から手肌をガードしてくれます。さらに、皮膚の内側のうるおいを肌内部に キープする働きも。 これからのハンドケアは“水仕事前”を基本習慣に。バリア効果で、しっとりと美しい手を保ちましょう。 もちろん、水仕事後や寝る前のハンドクリームでの保湿も大切なことです。
それでも、アカギレやヒビ割レはできてしまうもの。 そのような時は、治療用軟膏を塗り、その上からハンドクリームで閉じ込めると効果大。 おどろくほど早く治ります。
~薬剤師 鳥居英勝~