大きめの山型のお灸、ピラミッド型の小さいお灸、鍼を刺してその頭にもぐさを付けて燃やす灸頭鍼など、一口にお灸といっても色々な技法があります。
中国南方の中医病院では、独特のお灸治療を行っています。タコ糸を細くした感じの木綿の糸を漢方薬の薬液に漬けておいて、その先をアルコールランプの炎で燃やし、赤く燃えているうちにツボに押し付けます。その時に伝わる熱と薬液がツボを刺激し、治療になるというものです。これを「薬線点灸」といいます。日本では見られない治療方法で、中国の大学病院でこの治療を見たときには驚いたのを覚えています。
お灸は熱くて怖いというイメージがある方も多いかも知れません。でも実際はそんなことはなく、気持ちの良いものです。受けてみると、身体が温まり、血の流れが良くなるのがよく分かります。
当鍼灸院では、灸頭鍼など患者様に合ったお灸を治療に取り入れております。治療を希望される方は、お気軽にご相談ください。
~薬剤師 鳥居英勝~