漢方薬「抑肝散」に、アルツハイマー症状の原因と考えられる脳の神経細胞死を抑える効果があることが、大阪大学の研究でわかったとのことです。
抑肝散は子供の夜泣きや疳の虫、神経が高ぶっての不眠などに使われてきた漢方薬。近頃では「認知症の方のイライラ解消」にも使われています。
これまでも、抑肝散は幻覚や妄想などのアルツハイマー周辺症状に効果があるとして使われていました。今回の研究報告で抑肝散には「アルツハイマー自体の予防効果がある」ことがわかったことは、アルツハイマーで悩む方には不安解消の一助になるかも知れません。
~薬剤師 鳥居英勝~