受動喫煙にさらされた人は認知症の発症リスクが上昇することが、新たな研究で示唆されています。これまでの研究にでも、喫煙と認知症・アルツハイマー病のリスク増との間に関連性があることが証明されていましたたが、今回の新たな研究は、受動喫煙との関連性を示す最大の研究であるとのこと。

その研究とは、タバコを吸わない人の唾液中に含まれるニコチンの代謝物の濃度を調べ、それぞれの記憶・数学・言語に関する能力を評価したところ、ニコチン濃度が高い人ほど認識障害のリスクが上昇することが分かったというもの。※ニコチン濃度が低い人ほど障害のリスクは低かったものの、それでもリスクは有意なものであったそうです。

煙害にはくれぐれもご注意を。

      ~薬剤師 鳥居英勝~