今年の夏はとにかく暑いですね。

猛烈に暑かった夏の後には、『乾き』への注意が必要。今年の秋~冬は、肺の乾きによるカラ咳と皮膚の乾きによるカユミへの配慮が必要になってきます。

秋~冬を元気に過ごすためには、元々肺や皮膚が弱い人は、今のうちからアミノ酸を補給して内側から肺や皮膚を潤しておくことをお勧めします。漢方薬に、肺を潤わせる(補肺津液)もの、皮膚を潤わせる(養血潤燥)ものがあり、効果大です。また、秋の味覚である梨や黒キクラゲには体を潤わせる作用がありますし、クコの実は肺を丈夫にすることが知られていますので、気になる方は養生のために積極的に摂ると良いでしょう。

乾燥肌の方は、それに加えてクリームなどで保湿することも大切。お風呂あがりに水分を肌に閉じ込めるイメージで保湿剤でスキンケアすることをお勧めします。保湿剤にも、単純に水分を閉じ込めるものから、皮膚の内側に皮膚本来の構成成分を補充するものなど、色々あります。刺激が少なくて、お肌の環境に合った保湿剤を使用しましょう。

      ~保健堂 鳥居薬局~