我が家から3kmの所に、先日熊が出没しました。冬眠前の熊は凶暴だと聞いたことがあり、警戒しています。

昨年は、うちから歩いて3分の黒川を猪が泳いで渡る姿が確認されました。さらに歩いて4分の公民館の庭に猪が出没し、その時は人が体当たりされて骨折する被害を受けました。被害を受けた人は、現れた猪に対して『なんだおめ』と話しかけてしまったとのこと。その直後に猪突猛進を受けたようです。

野生動物に対しては、目を見たり話しかけたりしてはいけません。

一昨年はうちの庭にハクビシンが頻繁に出没したのですが、かわいそうなことに寒い冬の朝、庭の隅で凍死しているのを発見しました。処分に困り市役所に相談したところ、民家の庭で見つかった分についてはその地主が処分するようにとのこと。やむなく市の清掃センターに運び、野生動物供養塔の前に葬ったことを覚えています。

ハクビシンはともかく、熊や猪に運悪く遭遇してしまった場合、どのように対応したらよいか、ここに住む以上考えておかなければいけません。以前大正生まれの祖父から、『凶暴な犬にほえられた時に、持っていた傘をバッと開いたら尻尾を巻いて逃げていった』ことがあったと聞いたことがあります。

人間が野生動物を怖いと思うのと同じく、野生動物も人間を怖いと思っていると聞いたことがあります。動物が遠くにいる場合は、注意して遠ざかれば良いでしょうが、近くにいて安全に回避することが難しかったり、向かってこられた場合には、勇気を持って立ち向かうことが必要かもしれません。

ちなみに、海でサメに襲われた時には、目を突くと逃げていくそうです。

      ~鳥居英勝~