『じゃがいものビタミンCは加熱しても壊れ難い』と聞いたことがあります。どうしてか調べてみました。

それは、『じゃがいもの中のビタミンCは、周りを囲んでいるデンプン質に守られるため』だそうです。ちょっと物足りない説明ですが、丸ごとゆでた場合で80%、揚げた場合で90%残存するとのこと。また、電子レンジで加熱した場合には、ビタミンCはマイクロウェーブを受けても振動せず温度が上がらないのでさらに壊れ難いとのこと。

じゃがいもに含まれるビタミンCの量は結構多く、g当たりで比較するとみかんと同じか少し多いくらい。レモンと比べるとグッと下がりますが、リンゴの何倍も含んでいます。

また、じゃがいもはビタミンCの他にも,ビタミンB2・B6も沢山含んでいます。ビタミンC、B2・B6は、粘膜を正常に保つのに必要な栄養素。口内炎など粘膜が荒れているときには積極的に摂ると良いようです。

      ~薬剤師 鳥居英勝~