子供のみえ方

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4歳の子供にひらがなの書き方を練習させています。はじめて書くひらがなについては、なぜか左右反対に書いてしまいます。大人の私からすると、返って難しいなと思うことをなぜするのでしょうか?

そういえば、赤ちゃんや子供は大人と見え方が違うと聞いたことがあります。

特に驚いたのは、産まれて間もない赤ちゃんの場合、上下左右が全く反対に見えているということ。それが、生きていく中で見え方と実際の違いを感じ、おそらく生きていきやすいように脳が上下正反対に、即ち現実と同じように認識できるようになるとのこと。

書き方の練習のときに左右反対になってしまうのは、もしかするとその名残かもしれません。脳の初期認識、修正した認識、それらが運動神経につながるところで指令がごっちゃになってしまっているのかも。

同時に、赤ちゃんは視野が狭く、ある月齢まではぼやけて見えており、色も大人ほどカラフルには見えていないとのこと。ちなみに、視野について言えば、6歳の子供で大人の6割とのことです。

子供に書き方を覚えさせるには、一緒に鉛筆を持って書く、書いた字をなぞらせる、見本を見せる、書き順や線の向きを教えながら書かせるなどの工夫が必要だなと感じており、視覚・聴覚・触覚に訴えながら練習すると良い様に思います。今朝はこの方法で、『わ』を上手に書くことができました。

      ~薬剤師 鳥居英勝~