地震が必ず来るようである。先日ニュースで南関東直下型地震が4年以内に70%以上の確立でおきると報道があった。東大の研究者が根拠を元にして発表している。

易学の専門家も、今年大きな地震があると予告している。易とか占いとかには科学的根拠が感じられないため軽視していたが、易学は長い時間をかけて自然現象から導き出した統計学であろう。漢方も、理論の根拠は同じである。実際に漢方の理論に従って正しく治療をすると効果がある。易学者の予告を無碍にすることは適当ではない。長年をかけて積み重ねたデータを元にした統計学から導き出された結論として、参考にするのが適当だろう。

早急に、関東近辺で直下型地震が起きた場合への備えが肝要である。

もしも起きてしまった場合、このあたりでは大規模な電力の不通がおきるだろう。そうなったら水道、ガスを合わせたライフラインも不通になってしまう。テレビやラジオは大丈夫なのだろうか?東京がやられたらそれらの発信元がだめになって、何の情報も得られなくなってしまうのではないだろうか?電気も水道もガスも情報も途絶えた中で、復旧を待つ間生き延びるための準備をしなければならない。

第一に、水・食糧・電力を確保する必要がある。水はペットボトルを買い込んでおけば良い。食糧は、何としても米と塩・味噌醤油は確保しておきたい。電力は、灯油・発電機・ガスコンロとカセットガス。これは必要である。寒い今の時期は、石油ストーブもなければならない。乾電池もあった方が良いし、充電式乾電池もあれば助けになるだろう。発電機から各電器機器を連動させる工具や技術も必要になる。

幸いにもここ鹿沼市は、地盤が安定しているし津波も来ない。日照時間も長く、水も豊富である。これまでやったことなかったが畑を耕して食べ物を作ることも必要になってくるかもしれない。その時に備えて種と肥料も買っておくべきか。

これだけしておけば、とりあえず生きるには困らなそうである。

 

地震の規模によっては、国内の全てが大変な状況に陥る可能性も否定できない。北海道から沖縄にいたる広範囲で、地震によるインフラの破損によるライフラインの断絶、津波・原発事故による大規模な環境被害が起こる恐れもある。仮に発電所や送電網の要所がやられてしまったら、電気の回復は容易ではない。

そうなった時だれが助けてくれるのか?日本の被害の少なかった場所の人達、海外の救援隊、自衛隊の方たちが頑張ってくれることになるのだろうが、ライフラインが復旧するまでだけでもかなりの時間を要しそうである。

また、日本の経済はどうなるか?株価暴落、国債の信用低下、円安、インフレ・・・。どうにもならない。

悲観的になってもしょうがない。まず、生き延びる準備をしておこう。阪神の大震災のときは、タンスの下敷きになって被害にあう方が多かったそうである。寝ているときは無防備である。寝室にある倒れてきそうな物をよけることから始めようと思う。

       ~鳥居英勝~