先日、老化防止のために良い水を飲むと良いかも知れないと記したが、案外的を得ているかもしれない。
というのも、細胞を老化させる最大の要因は、活性酸素。体液中の活性酸素を除去できれば細胞の老化を防ぐことが出来る。
抗酸化物質として、ビタミンC・ビタミンE・フラボノイドが知られている。フラボノイドにもいろいろな種類があって、イチョウの葉エキスが効率が良い。
抗酸化物質による効果は体液→血液→細胞と広範囲に及ぶ。この中で、血液の酸化防止は重要で、血液の粘度を下げて血流を良くすることにつながる。
血流が良くなれば、頭はスッキリするし目や耳の働きも良くなる、皮膚には栄養が届くのでみずみずしくなるし、筋肉に血が流れるので痛みにも良い、損傷した関節の回復の助けにもなるだろう。体中に血がめぐれば冷えの解消にもなるし、子宮を中心とした女性器官に血がめぐればその機能が高まることが期待できる。また、代謝が良くなるので肥満解消にもなるし、低体温が改善されて免疫力もアップするだろう。
血の流れを良くするための色々なお薬や健康食品があるが、その基礎になるのが抗酸化物質ではないかと思う。抗酸化物質を適度に摂取して、動くことで、サラサラした血液が全身にながれて、上に記したような効果が期待できるのではないか。
話が水からそれて血になってしまったが、血液を構成しているのは水だから関連している。きれいな水を摂取し、良い血液を造ることが老化防止のみならず快適な生活を送るために大切な事だと思う。
~薬剤師 鳥居英勝~