健康のこととは関係ないブログです。ご存知の方も多いと思いますが、仙台はファッションの先進地域らしい。

おしゃれな男性を伊達男というが、その言葉の由来になった有名な武将の伊達政宗公は相当なおしゃれさんだったとのこと。そのセンスを末裔達もしっかり受け継いでいるようで、仙台にはおしゃれな若者が多いらしい。

『ファッションブランドは、新しい作品はまず仙台の店に置いてみて、ここで売れるようであれば全国展開にもっていく』というのを浅田次郎の本で読んだことがある。いわれてみれば、20年くらい前に仙台に住んでいたころ、一番町界隈には学生にもそんなに敷居が高くないこじゃれた洋服屋さんが沢山あって、おしゃれな友人などは足しげく通っていた。

何年か前に仙台に遊びに言ったときに、その街並みに海外の有名なブランドショップがわんさか立ち入るように並んでいたのが気になった。

20年前にも老舗デパートの中にはそういうお店がテナントとしてあったが、七夕で有名なアーケード街にはいかにも地元で古くからこだわって頑張ってますというお店が多く、それが街の個性を作り上げていたように思う。

東京のように有名なショップが出来るようになったのを嬉しく思う反面、どこにでもある街並みになっちゃいそうだなと寂しく思ったのを覚えている。もちろん地元生まれのお店もしっかりがんばっているだろうが。

何でこんなことを思い出したかというと、今仙台は震災の復興特需に沸いているらしい。夜の繁華街の国分町は平日でも盛況だし、アーケード街では10万円以上の比較的高価な商品がバシバシ売れているとのこと。

ただ、宮城北部の被災地に住む友人によると、仙台がにぎわっても俺らには直接関係ないとのこと。税収で潤いを感じるまでには時間がかかるだろうし、職業によっては仕事や雇用が直接増えるわけではないということだろう。

折角復興景気で買い物をするなら、地元にお金が残り易くなるように、地元中心・純国産メーカー・純国産のお店にお金が落ちて欲しいなと遠くから考えてしまう。

強烈な被害受けた岩手宮城福島などの被災地では、地震の復興について、まだ序にもついていないむきもある。意識的にそのことを忘れないようにしようと思う。

      ~鳥居英勝~