原発の水素爆発事故から今日で丸1年になる。
慣れはこわいもので、ここ数ヶ月食品からの放射性物質について気が緩みがちになっている。小さい子供がいるので、ここで気を引き締めなおさないといけない。
具体的には、内部被曝を避けるために食べる物に注意したい。
外部被曝については、今はそんなに気にすることはなく、雨に当たっても大丈夫らしい。ただ、強風で土埃がまうときは吸い込まないように注意する必要がある。
また、身の回りのホットスポットは可能な限り除染することと、済んでいないところには近寄らせないことには、今後しばらく注意していかないといけない。
昨日テレビで、『被曝量について正直なところ絶対安全といえる数値は分からないが、科学的に健康被害がないであろうと納得できる数値(=納得数値)を示したらどうだろう』との話があった。
心配し過ぎず、精神的安心を得るためにも有効だと思う。
堆肥や腐葉土汚染の問題で、地元産の有機農法の野菜は不人気らしい。また、有機農法に限らず近県産の野菜も不人気とのこと。
遠くのものなら放射性物質については安心感が高い。ただ、有機農法で作られた新鮮な野菜を手に入れることは難しい。
子供に食べさせるのに何が安心かを考える時に優先するのは、放射性物質のリスクが少ないこと>農薬だと思う。農薬のリスクについては、利用する部位や調理法などに配慮することで軽減を図りたい。
活性酸素を除去するビタミンCやフラボノイド・アミノ酸(タウリン・シスチン・システインなどの硫黄を含むアミノ酸)を摂取することは、放射性物質・農薬の両方の影響を避けるために有効だと考えている。
~薬剤師 鳥居英勝~