遅くなりましたが明けましておめでとうございます。
昨年は、山中教授によるiPS細胞の研究で山中教授がノーベル賞を受賞するなど、医学面で嬉しい話題がありました。この研究が進んで、1日も早く難病に苦しむ人の助けになるよう臨床化されたらと思います。
それを踏まえて考える事があります。いかに遺伝子治療やiPS細胞による治療など、これまでになかった先進的な医療が進んだとしても、やはり一番大切なのは毎日の養生なのでは。正しい生活があって初めて、健康ですがすがしい人生を送ることが出来るのではないでしょうか。生活に注意を払い、それでも病気になった場合には先進的な医療の力を借りれば良い。
いうまでもなく、病気になるには必ず理由がある。たとえ、iPSによって痛んだ臓器を取り替えて幸運にも病気が治ったとしても、最初に病気になったのと同じことをしていたら又繰り返してしまう。やはり、養生が健康のそして病回復の基本だと思います。
私は日々のご相談に応じさせて頂く中で、漢方薬の効果にしても何にしても、ただ飲んだだけでは決して治るものではなく、正しい養生を実行できてはじめて良くなることを実感しています。
私どもは、今年も毎日の養生法のご提案を大事にして、お客さまのご相談に応じて参りたいと考えております。今年もどうぞ宜しくお願い致します。
薬剤師 鳥居英勝