今朝のNHKのニュースで、手軽なお灸がブームになっていることが取り上げられていました。いちいちお灸をまとめることなく肌に置くタイプのものや、煙の少ないものなど、なかにはアロマ効果を期待していいにおいのするものも紹介されていました。

そのコーナーの中で、“お灸がどうして効くのか”についてとても分かり易い解説があったのでご紹介します。それは、“例えば手のツボに灸をすえた場合、その刺激は脳を解さずに肩から反射反応する。その結果、腕の血流が良くなる。そうすると、腕が温まる。その温感刺激は脳に伝わり、自律神経を介して全身の神経が整う。そして、全身の血流が良くなって温まり、全身が楽になる。”このような解説でした。

ここで、妊娠率アップのために鍼灸がどうはたらくかを考えてみたいと思います。自律神経が整えば、ホルモンバランスが良くなります。、血流が良くなって身体が温まれば、卵巣や子宮の血流が良くなって、卵胞が元気になり子宮内膜はふかふかになります。こうなれば、受精率・着床率が高くなることはいうまでもありません。

私どもは、子宝相談に取り組んでおりますが、必要に応じて漢方薬と鍼灸治療の併用をおすすめしております。実際に、『漢方薬と鍼灸治療を併用すると、成功率が上がる』ことがわかっています。漢方薬は内側から、鍼灸治療は外側から整えるわけですので、相乗効果が得られるのです。

       ~鳥居薬局 とりい鍼灸院 鳥居英勝~