『昭和の食事 その2』で、漢方薬が効きやすい体内環境を調えるために、植物エキス発酵エキス=酵素飲料が良いだろうと記しました。
現在、色々な酵素飲料が市販されていますが、質の良いものからそうでもないものまで色々あります。まさにピンキリ。そこで、良いものの条件をご紹介したいと思います。
まず、原料。どの製品も数十種類の野菜、野草、果物などを使っていると思います。大切なのは、それらの収穫時期と熟成に入るまでの保存状態。生理活性物質が高い時期に採取し、保存されて熟した状態で漬け込みに使われていれば最高です。
次に、製法。酵素は高温で不活化してしまうため、漬け込みから出荷までに加熱の工程があってはいけません。
最後に、熟成期間。植物エキス発酵液というだけあって、酵素飲料ができるまでには熟成・発酵する時間が必要です。発酵期間が長いほど、乳酸菌などの発酵代謝生成物が多くなるといわれています。
☆当薬局では、大高酵素という北海道の会社が造っている酵素製剤のうち、特選酵華をお勧めしております。
1日30mlを目安に服用すると、知らず知らずのうちに腸内環境は良くなり、代謝も良くなってきます。また、体調がすぐれない方はこれだけで元気になってくるものです。
そして、腸内環境が良くなり、細胞の代謝が良くなれば、証に合わせて処方した漢方薬の効き目も良くなると私は考えています。
~薬剤師 鳥居英勝~