様々な抗酸化物質がありますが、細胞膜を効率よく酸化から守ることができる素材としてアスタキサンチンが注目されています。

細胞膜は、外側は水溶性・内側は脂溶性。カロテノイドの一種であるアスタキサンチンは細長い構造をしていて、一方は水溶性で反対側は脂溶性、長さは丁度細胞膜の厚みといっしょ。

アスタキサンチンは細胞膜にすっぽり縦におさまって、膜の外側と内側の両方を酸化から守ってくれることが分かっています。

アスタキサンチンを食べさせて育てた鶏の卵は、黄身を箸で持ち上げられるほど丈夫になるそうです。

そういえば松田聖子さんがアスタキサンチンの化粧品のCMに出ていましたね。ほっぺたがつやつやでぽってりしているのも、この成分のおかげかも知れませんね。

~薬剤師 鳥居英勝~