体育系大学女子ソフトボール部の検証
サプリメントを30日間摂取したところ、50m走のタイムが8.06秒から7.79秒に速くなった。
そのときに摂った栄養素・働き・果たした役割は次の通り。
①アスタキサンチン:抗酸化作用がある。⇒これにより、抗酸化・抗疲労・抗炎症・免疫強化・持久力強化。
②還元型コエンザイムQ10:摂取した栄養をエネルギーに変換するエネルギーの産生と、身体の老化を抑制する抗酸化の二つの役割をもつ。⇒これらの働きは、エネルギーをより多く必要とするアスリートにとっては高いパフォーマンスの発揮に不可欠。
③ロイシン:筋タンパク質の合成に大切なアミノ酸。⇒運動することにより筋肉は疲労し、体内の酸性とアルカリ性のバランスが崩れることで疲れが生じ、臓器の働きが低下することで全身に疲れが生じるといわれているが、それを補っている。
④ロイシン・アルギニン:TCAカイロ(エネルギー代謝システム)でエネルギーを効率よく生み出す。⇒疲労の回復を早めるので、毎日ハードなトレーニングをしている選手に対しての疲労回復に貢献。
⑤シトルリン:血管拡張作用がある。⇒血流の促進により運動パフォーマンス向上につながる。
⑥必須脂肪酸(ω3系多価不飽和脂肪酸)のDHA・クリスオイル:細胞膜に取り込まれリン脂質となって、栄養素を細胞に取り込み、老廃物をすばやく排出する。⇒細胞や組織の機能を活発にし、疲労回復に貢献。
(日本補完代替医療学会誌2019・3号に掲載された文献より抜粋)
これらのことは、ハードな運動を毎日している選手に限らず、子供から大人までスポーツをする皆に役立つはず。また、高齢者の筋肉量と動きが低下するのを防ぐのにも役立ちそう。
そこで、毎日の生活の中でできることを考えてみると・・・
①生野菜や果物で抗酸化物質を摂る。①②還元型コエンザイムQ10や5アミノレブリン酸をサプリメントで摂取する。サプリメントが支えになる。③④⑤レバコールで効率よくアミノ酸を摂取する。⑥亜麻仁油でω3系脂肪酸を摂取する。
我が家の食生活を振り返ると、実行できている。続けて行こうと思う。
~薬剤師 鳥居英勝~