九州では大変な被害が出ています。線状降水帯と呼ばれる、居座るようにずっと同じところに発生し続ける大量の雨雲が、大雨を降らせています。数年前にはここ鹿沼市でも、この気候現象で大きな被害を受けています。恐さがわかります。

今は日本のどこでも同じようなことが起こり得るでしょうから、備えが必要です。

大雨が降った場合に、近くの川のどの辺りから水が溢れて水がどう流れて来るか、敷地のどこから水が入って来るか、家屋のどの辺りが低くなっていて水に弱いかなどを予測し、防水のシュミレーションを立てておく必要があると思います。

土嚢やビニールシートなど、実際に水を防ぐ物も準備しておき、実際に氾濫が起きそうになったら早めに設置しないといけません。

それでも水は入ってきてしまうものです。そのときは、どろを流した後に消毒が必要です。

水害時の消毒は、「家の中は逆性石鹸」、「家の外は次亜塩素酸」と覚えておくと何とかなります。

コロナ対策で消毒用エタノールが手に入り難い状況ですが、この2つは欠品騒ぎには至っていません。

水害が起きる前に、少しでも良いのでストックしておくと良いと思います。

~薬剤師 鳥居英勝~