便通だけでなく免疫・ダイエット・認知症などいろいろなことに関係していることが分かっている腸内細菌。
実はこの腸内細菌は、生まれてくる赤ちゃんのためにも大切です。
自然分娩の場合、赤ちゃんはお母さんの産道を通るときにうんちを飲み込んで生まれてくるそうで、そのうんちの中の微生物は赤ちゃんのお腹に根付き、自分の腸内細菌の基礎になるとのこと。
赤ちゃんに良い腸内細菌を伝承するためにも、出産をお考えの方は腸内の環境を調えておくとよいようです。
ちなみに、うんちを食べる『食糞』をする野生動物は結構いるそうです。代表的なのは象。小とのこと象はお母さん象のうんちを食べることで、かたい葉っぱや木の幹を消化するための微生物を得ているとのこと。ここでも母から子への腸内細菌の伝承が行われています。
~薬剤師 鳥居英勝~