どうしてツバメが低く飛ぶと雨が降ると思う?

⇒餌が低いところを飛ぶからじゃない?

ツバメが目線の高さを飛んでいるのを見て子どもと話したのは一昨日の夜のこと、そうしたら昨日はしっかりと雨が降りました。

ツバメの餌になる小さい虫は湿度が上昇すると羽が重くなって高く飛べなくなるそうです。 雨が降る前は自然と湿度が上がるので餌になる小さい虫は低いところを飛ぶ→それを食べようとツバメは低いところで捕食をする→だからツバメが低いところを飛ぶとその後雨が降る。 こういうことだそうです。

ツバメで思い出すのが高級食材で知られるツバメの巣。ツバメの巣は薬膳では肺と腎を潤すのに用いられます。

ツバメの巣というとなかなか手に入りにくい印象がありますが、同じく肺と腎を潤す食材に枸杞の実があります。杏仁豆腐の上にちょこっとのっている赤い実がそれです。

ちなみに杏仁豆腐に使われていて名前にもなっている杏仁という生薬には、肺に作用して咳をおさめる働きがあり、多くの咳止めの漢方薬にも配合されています。本格的な中華料理の最後に出てくる杏仁豆腐は、実は肺をいたわるデザートだったんですね。

ツバメの低空飛行から杏仁豆腐、思わぬところに話が着地してしまいました。何かがご参考になれば幸いです。

~薬剤師 鳥居英勝~