花粉症の時期です。この時期には、水分の摂りすぎに注意しましょう。

花粉症の代表的な症状は、鼻水・鼻づまり・くしゃみなどの鼻炎症状と、眼のかゆみなどです。
それらの症状は、“水湿(体の中の余分な水分)が体内に余分にあればあるほど強く現れます。

例えば、前の年の夏に冷たいジュースやビールをがぶがぶ飲んで体を冷やした場合には翌年の花粉症は強く出るといわれています。これは、冷たい飲み物が“脾胃”を傷め、水湿の運化機能が衰えるため体に余分な水分が残ってしまい、それが水湿となって体内に残るためです。

花粉症体質の方は一年を通して食生活での工夫が大切です。まず簡単にできることとして“冷たい飲み物を摂り過ぎないこと”を実践されてみてはいかがでしょうか。※飲み会などでどうしても飲まなければならない場合には、漢方薬の“利水剤”が効果的です。これは、多く摂りすぎた水分を上手く代謝排泄させてくれるお薬です。飲む前と飲んだ後に服用すると“水湿”の予防に役立ちます。二日酔いの予防にもなります。
~薬剤師 鳥居英勝~