牛乳は、カルシウムを多く含み骨粗鬆症予防に効果があるといわれています。
しかし、最近の研究で『牛乳を大量に摂り続けると骨がもろくなる』ということがわかってきました。

牛乳は『牛の乳』ですから、当然異種蛋白を多く含みます。それが人間の体に入ると、体はアレルギー反応を起こしその結果体液が酸性に傾きます。そうすると酸性を打ち消すために骨からCaが溶け出します。これが継続すると骨がもろくなるのです。
統計学上、『牛乳を多く摂取するアメリカ人の女性は、日本人に比べて骨粗鬆症罹患率が非常に高い』という結果が出ています。

牛乳を嗜好品として少量摂るレベルでは問題ありませんが、『Caを多く摂ることを目的として牛乳を大量に飲むことは、骨を強くする目的においては逆効果』のようです。

       ~薬剤師 鳥居英勝~