大豆に含まれるゲニスチンという成分に、『卵子に到達しようとする精子の衰弱を早める』作用があることが、ロンドン大学フレーザー教授によって発表されました。

大豆は、良質なたんぱく質を多く含み、ミネラルを豊富に含む食品であり、日本においては食材や調味料として多く消費されています。
今回の発表が、『大豆=不妊につながる』と決め付けるのは時期尚早と思います。
どれだけの量を、どのように調理された形で、どれだけの期間摂取した場合に精子の衰弱が早まるのが、今後の研究結果を確認したいところです。

       ~薬剤師 鳥居英勝~