最近マスコミでも取り上げられているメタボリックシンドローム。高脂血症・高血圧・糖尿病・肥満を
放っておくと、脳梗塞や心筋梗塞のリスクが高くなるので要注意です。

脳梗塞や心筋梗塞など、虚血性疾患のリスクを高める主役的な原因は、動脈硬化です。
その動脈硬化を予防するには、活性酸素除去が大切だということが分かってきました。

ビタミンC・E、カロテノイド、ポリフェノールなどの抗酸化物質は、悪玉コレステロールLDLの酸化を抑制し、動脈硬化の予防に働きます。
これにより、動脈硬化性心疾患の発症率が有意に低下したとの結果が出ています。

赤ワイン・ココア・緑茶などから1日30mg以上のポリフェノールを摂取することでこの効果が期待できるようです。
『トマトが赤くなると医者が青くなる』などといわれるのも、トマトに含まれるリコピンが活性酸素を除去
し、様々な病気を予防するからだと考えられています。

日本の食文化は、元々活性酸素除去成分を多く摂取できるするようにできています。緑茶などはその代表的な食品です。
毎日の食生活に『抗酸化物質』を積極的に摂り入れる
と良いでしょう。

       ~薬剤師 鳥居英勝~