ご飯に食物繊維を取り入れると、『食後の高血糖を防ぐ上で有効』であることが報告されています。

発芽玄米や寒天などを入れたご飯は、食後の血糖値とインシュリン濃度の上昇が、白米と比較して有意に低いことが示されています。
これは、『食物繊維が多いために、吸収がゆっくりになる』ことが原因と考えられます。

『食後の高血糖』は、血管や神経細胞の傷害を引き起こし、場合によっては『しびれ・壊疽・眼底出血・腎障害』につながる事もあります。

糖尿病の食事療法でも、『食事の際、はじめに食物繊維を多く摂る』ことが、食後の急激な血糖値の上昇を防ぐために重要とされています。
ご飯やパンに食物繊維が豊富な食材を取り入れることで、主食からも食物繊維が摂ることができ、血糖値上昇の抑制に役立ちそうです。

       ~薬剤師 鳥居英勝~