子供たちにとっては、楽しみな海水浴ですが、毎年水の事故が減りません。
日本ライフセービング協会によると、海やプールでの死亡者は年間約1300人。土日の事故が半数を占め、正午から1時までに集中、約4割が小中学生だそうです。

水の事故を防ぐには、『準備体操と、身体を水に濡らす・・・だけではだめ』と言われています。
海水浴などの際、水筒に氷水を入れて持参することが勧められています。
『子供たちの死亡事故で最も多い原因は、急に冷たい海水を飲み込んだときにおこるノドのショックにより、大きな呼吸をしてしまい、大量の水を吸い込むこと』にあります。
これを防止するためには、海水の温度よりはるかに低い冷水で、泳ぐ前に少なくとも1分以上のうがいを実行することです。

       ~薬剤師 鳥居英勝~