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ウィルスによる発疹性感染症で、主に感染者のせきから感染し、38~39℃の発熱と、ほぼ同時に小さいピンクがかった平坦な発疹症状が現れ、3日ほど続きます。
発疹が現れる1週間前から発疹が消えた1週間後まで感染力を持ち、一度感染した人は終生の免疫を持ちます。
しかし、妊娠中の女性が風疹に感染すると、流産、死産、あるいは出生時奇形の可能性があるため、十分注意が必要となります。

☆潜伏期間:2~3週
☆全経過:約5~6日
☆うつる期間:発症の7日前から

〔ワンポイント〕
風疹の症状は、治療が必要なほど重篤な事はめったにありませんが、発疹が消えるまでは、入浴・外出は控えめにしましょう。

       ~薬剤師 鳥居英勝~

新生児の視力は0.01~0.02といわれていて、強い光には多少反応しているように思えることもありますが、ものが見えるということではありません。視力が1.0に達し、大人並になるのは、普通4~6歳ぐらいです。この間に色覚なども育っていきます。

子供の視力に異常がある場合には、脳の発達に影響する場合もありますので、いち早く見つけて対応することが大切です。
周りの人たちが気付いてあげるのに役立つ『行動チェック』を紹介します。

☆視力異常の行動チェック☆
・テレビを見るとき必要以上に近づいて見る
・目を細めてみる
・絵や文字を見間違う
・遠くのものが2個に見える
・ボールをキャッチするのが苦手

☆斜視の危険性の行動チェック☆
・やぶにらみをする
・首をかしげてものを見ようとする
・明るい戸外でまぶしそうに片目をつぶる
・片目を内側に寄せて近くのものを見る

 ※斜視を発見する方法の一つとして、室内でフラッシュをたいて顔を撮影したものを先生に診てもらうことがあります。斜視になっていると、光が目の真ん中にきちんと当たっていない場合があるので、この方法で目の位置がずれていないかを見ます。

       ~薬剤師 鳥居英勝~

たいへん感染力の強い、はしかウィルスによっておこる急性伝染病の一つ。
幼児がかかりやすく、生後1年以内の乳児は、母体からの免疫が残っているためかかりにくく、一度かかれば免疫ができて二度とかかることはありません。

潜伏期間はおよそ1~2週間で、その後しつこい発熱、せき、くしゃみ、鼻汁といった風邪のような症状が出ます。
熱が出て4~5日後くらいから、大きさのふぞろいな発疹が顔や頚、胸、手足に広がります。
その後3~4日ほどで発疹は黒ずんで、しだいに色あせ消えていきます。同時に熱も徐々に下がります。

   ワンポイント
・熱があるうちは安静とし水分補給に気をつけましょう。
・3歳以下の乳幼児や、栄養状態の悪い子供、虚弱児などは、余病として中耳炎、肺炎、気管支炎などを併発することもありますから注意してください。
・治療法は対症療法が主体です。
・感染防止のため発疹出現後5日くらい隔離し、熱が下がって3日くらいしてから登校させましょう。

       ~薬剤師 鳥居英勝~

ヒトにつくシラミには頭ジラミとコロモジラミがありますが、プールの水で直接感染することはありません。
しかし、水泳帽やタオル・水着を貸し借りしたり、直接頭などを接触させるとそれらからシラミがうつることがあります。
脱衣場に置いた衣服から感染することもまずありませんので、貸し借りせず自分専用のものを使うかぎり問題になりません。

       ~薬剤師 鳥居英勝~

口の中に白い苔のようなものが生える症状。内側の頬や唇に好発します。発症率は50人に1人。
痛みなどの自覚症状はありませんが、口の中いっぱいに広がると食欲が無くなることがあります。

原因は、カンジタ菌の繁殖。
治療法は、ファンギゾンシロップまたはピオクタニンを、綿棒で患部に塗ること。
乳幼児の場合、飲み込んでしまったり口から出してしまったりと、口の中で患部に薬剤とどめておくことが難しいので、流れにくいピオクタニンが効果大です。ただしピオクタニンは衣服につくと青色がとれないので注意が必要です。
症状によっても違いはありますが、大体3~4日、1日2~3回塗ると完治します。
また、予後をよくするために、ミルクの後に白湯を飲ませて口の中を流すと良いです。

ミルクが溜まっている場合にもカンジタ症と同じように白い苔が生えているように見えますが、スプーンなどで軽くこすってとれるので鑑別が容易です。
カンジタ症の場合には強くこすってもとれません。

       ~薬剤師 鳥居英勝~

しびれでお悩みの方はとても多いようです。
しびれの原因は様々です。その中で、頚背腰の圧迫骨折(加齢により骨がもろくなることが原因)やヘルニア(頚・背・腰に強い負荷がかかって関節がつぶれた状態)が原因で神経が圧迫されておきたしびれには、鍼灸療法が効果的です。

圧迫骨折やヘルニアの部位に針やお灸を施すと、神経の流れが改善されしびれが和らぎます。
また、しびれを感じる場所に直接施しても効果があります。

毎日施すのが理想ですが、週に1回でも継続して行うとより楽になるようです。

すでに何らかの治療を受けているのになかなか症状が改善されない方は、是非試されるとよいと思います。
    ~鍼灸師鳥居安奈~