身の回りの小物を子どもが口や鼻などに入れてトラブルになる事故が、2003年4月以降に2995件起きていることが、国民生活センターのまとめでわかった。
センターは、保護者に注意喚起するとともに、製造・販売業者に対しても、危険性に関する注意表示の徹底や、小さな製品を子どもが簡単に取り出せないようなパッケージの工夫なども要望した。~読売新聞より~
お薬の誤飲にもご注意を!お薬は子どもの手の届かないところに保管しましょう。
~薬剤師 鳥居英勝~
身の回りの小物を子どもが口や鼻などに入れてトラブルになる事故が、2003年4月以降に2995件起きていることが、国民生活センターのまとめでわかった。
センターは、保護者に注意喚起するとともに、製造・販売業者に対しても、危険性に関する注意表示の徹底や、小さな製品を子どもが簡単に取り出せないようなパッケージの工夫なども要望した。~読売新聞より~
お薬の誤飲にもご注意を!お薬は子どもの手の届かないところに保管しましょう。
~薬剤師 鳥居英勝~
国立成育医療センターと東京慈恵医大が00~05年、慈恵医大生を調べた結果、約9割が食物アレルギーやぜんそくにかかりやすい『アレルギー体質』だった。80年頃の調査では約2割。90年代は4~6割で年々増えている。
「幼児期に不衛生な環境にいた人の方がアレルギーにならない、という衛生仮説が有力になっています。」と成育医療センターのアレルギー研究室長。英国の研究者が89年に提唱した説。仮説を支える報告は多い。~朝日新聞より抜粋~
~薬剤師 鳥居英勝~
オメガ3系脂肪酸の新たな生理活性物質『レゾルビン』が、歯周病の炎症を取り除き、歯茎の健康を取り戻す可能性のあることを、ボストン大学の研究チームが述べている。
レゾルビンには、オメガ3のエイコサペンタエン酸(EPA)とドコサヘキサエン酸(DHA)からつくられる2種類があり、共に血中の中性脂肪値をコントロールし、アテローム性動脈硬化の進行を防ぐ。また、EPAとDHAは炎症を減らすのに役立ち、関節リウマチやクローン病といった炎症性疾患の人に対して用いられることが多い。
これまでの研究では、EPA由来のレゾルビンE系とDHA由来のレゾルビンD系には、軟組織及び歯周病による骨損失に対してこれらが保護作用を持つことが示されており、事実損失した軟組織や骨を健康なレベルまで回復させたとのこと。
EPA、DHAは、まぐろの脂身やいわしなどの青魚に多く含まれています。歯茎の健康を取り戻したい方は、積極的に摂ってみてはいかがでしょうか。
~薬剤師 鳥居英勝~
オメガ3脂肪酸は、シソ油・亜麻仁油・背の青い魚などに多く含まれる脂肪酸で、身体を酸化させない良い油として知られています。
このオメガ3脂肪酸が、進行性前立腺癌から身体を守ることがこのほど報告されました。少なくとも週に1回魚を食べていると、遺伝的に発症しやすい人でさえ進行性前立腺癌のリスクを減らせるとのこと。(クリニカルキャンサーリサーチ4月号より)
ちなみに、シソ油・亜麻仁油は、加熱しないで摂ったほうが良いようです。
~薬剤師 鳥居英勝~
厚生労働省研究班から、ちょっと意外な研究結果が発表されました。それは、『成人後に体重が増えた人よりも、減った人の方が、中高年での死亡リスクが高い』というもの。その理由には、栄養不足による免疫力の低下などが影響している可能性が考えられるとのこと。
20歳のころと比較して5kg以上体重が減った群では、変わらなかった群・5kg以上増えた群と比較して、死亡リスクが約1.4倍増。死因別では、体重減の人はがんや循環器疾患のリスクが高まったとのこと。ちなみに成人後に体重が減った原因は、喫煙や栄養不良・糖尿病などが複合的に影響しているとみられるという。
日本では肥満の健康リスクが強調されがちだが、加齢とともに太るのは自然なこと。むしろ体重が減ると死亡リスクが高まる傾向は海外の研究でも示されている。
体重減にも注意が必要なようです。
~薬剤師 鳥居英勝~
女性ホルモンのエストロゲンに、脳の血管を広げ血流を増やし、記憶や学習機能を改善させる効果があることが、マウスによる試験で発見されたとのこと。(米国・科学誌 プラスワンより)・・・この発見は、加齢に伴い血流が減って起こる記憶障害の予防・治療薬の開発につながる成果とされています。
この効果は、メスはもとよりオスにも得られるとのこと。若い頃に比べて記憶力が悪くなったな~と感じる方は、女性ホルモン様作用があるとされている大豆由来のイソフラボンなどを摂ってみてはいかがでしょうか。
~薬剤師 鳥居英勝~
生のお魚は干物と比べて火が通りにくく、焼くのにも時間がかかります。これは、生のお魚に水分が多く含まれているから。お肌にも同じことがいえます。しっかりと保湿したお肌は日焼けしにくいのです。
保湿のもう1つの利点は、日焼けによる肌の乾燥を防ぐことにより外的から保護してくれるバリア機能を維持し、紫外線の影響をダイレクトに受けるのを防ぐことです。さらに日焼けしてしまった後のスキンケアも、徹底的に保湿することで炎症がより早くきれいに治ります。
紫外線にも強くなり、シミやニキビのないきれいな肌をつくるために、保湿を心がけましょう。3月から9月は紫外線要注意です。
~薬剤師 鳥居英勝~
湿疹・皮膚炎の治療は、炎症を抑えることが基本です。使用される薬剤としては、ステロイド外用剤と非ステロイド性抗炎症外用剤があります。
2つの薬剤の大きな違いは、ステロイド外用剤は免疫抑制作用があるということです。抗炎症作用とは、免疫によって生じた症状を抑える(今起きている炎症を抑える)のに対し、免疫抑制作用とは、免疫そのものを抑える、すなわち「今起きている炎症+これから起こる炎症」を抑えます。ステロイド外用剤の優れた炎症抑制効果は、免疫抑制作用によるところが大きいのです。
ステロイド外用剤:長所/抗炎症作用+免疫抑制作用により優れた炎症抑制効果がある。短所/免疫抑制作用があるので化膿部位に使用できない
非ステロイド性抗炎症外用剤:長所/化膿部位でも使用できる。短所/抗炎症作用がマイルド
医療の現場では、早い段階で充分な抗炎症作用を持った薬剤で治療することを基本とし、充分な強さのステロイド外用剤を最初に使うことが主流です。症状に合わせて正しく使って、正しく治しましょう。
~薬剤師 鳥居英勝~
多くの女性が悩んでいる便秘。その原因の1つに腸内環境の悪化が挙げられます。正常な腸内環境下では、善玉菌が旺盛で、消化物の発酵も良好。腸内の温度も高く腸の蠕動運動も良好で、毎日リズム良く気持ちいい排便が得られます。このような状態だと腸内免疫も活発で、アレルギーもおきにくい環境になっています。一方で悪い腸内環境下では、悪玉菌が旺盛で善玉菌の割合が減少し、消化物が異常発酵します。こうなると、腸内の温度が下がってじゅ動運動が悪くなり、便秘に。さらに腸から有害物質が吸収されて、肌荒れ・体臭・口臭の原因にもつながります。
きれいなお肌のためには、毎日のスキンケアーで肌に足りないものを補い余分なものを取り除くことが不可欠ですが、それと同時にお腹に余分な便を残さないことも大切です。
余分な便が残っていると、腸内で異常発酵がおきて毒素が発生し、それが体の中で処理しきれなくなると肌を伝って排出され、ニキビや吹出物となります。また、美肌作りに必要な栄養や成分を効率よく吸収することが出来ません。また、便秘になると自律神経の働きが悪くなり、ヒフの血行が不良になるので、肌のハリやツヤがなくなり、シミもできやすくなります。美肌のためには、便秘は禁物です。
便秘の原因には、食物繊維不足、水分不足、冷えなど様々な原因がありますが、女性に多いのが腹筋に力不足。排便の時、腹に圧力がかからず便を押し出す力が弱いためなかなか排泄されないことがあります。女性はもともと筋肉の量が男性に比べて少ないうえ、運動不足だと腹筋が衰えてしまいます。心当たりのある方は、定期的な運動を心がけましょう。
便はスッキリ出したいもの。生活での注意と合わせて、必要に応じて便秘薬も取り入れると自然な排便を保つのに役立ちます。便秘薬にもいろいろあり、今すぐに出したいという時に役立つ坐薬から、長く飲んでも安心でやさしく効いてくれる便秘薬まで様々です。必要に応じて体と目的に合った便秘薬を選びましょう。
毎日の快便できれいなお肌を保ちましょう。
~薬剤師 鳥居英勝~
ビタミンC・ビタミンEや、魚に多く含まれるオメガ3系脂肪酸は、細胞が酸化されるのを防ぐことが知られています。それらを多く含む食材は、果物や魚。
多くの臨床データより、果物や魚を多く食べる群と、あまり食べない群とで比較すると、肺の機能に明らかな差があることが分かっています。
肺は、多くの抗酸化物質による防御網が生まれもって存在する器官。喘息などの呼吸器疾患がある場合には、抗酸化物質の需要が増し、それを補完するのに先ほどの栄養素がより必要になるとのこと。
喘息や慢性気管支炎の持病がある場合はもちろんのこと、肺の機能を正常に保つためにも、果物や魚を積極的に摂ると良いようです。
~薬剤師 鳥居英勝~