今日は節分。我が家でも、今夜は子供たちが元気に豆まきしてくれる予定です。
そのお豆ですが、実は小さい子供にとっては危険。というのは、間違って吸い込んで気管を塞いでしまう恐れがあるから。ナッツ類、特にピーナッツは、子供にとって気管にスポッと挟まってしまう大きさなのだそうです。
咀嚼と飲み込みが上手になり、万が一吸い込んでしまっても吐き出す力が十分に養えるようになる4才までは、お豆は食べさせないほうが良いようです。
~薬剤師 鳥居英勝~
今日は節分。我が家でも、今夜は子供たちが元気に豆まきしてくれる予定です。
そのお豆ですが、実は小さい子供にとっては危険。というのは、間違って吸い込んで気管を塞いでしまう恐れがあるから。ナッツ類、特にピーナッツは、子供にとって気管にスポッと挟まってしまう大きさなのだそうです。
咀嚼と飲み込みが上手になり、万が一吸い込んでしまっても吐き出す力が十分に養えるようになる4才までは、お豆は食べさせないほうが良いようです。
~薬剤師 鳥居英勝~
肝臓は30日、血液は120日、骨は720日。人間の細胞は、およそ2年で全てが入れ替わるそうです。
もちろん各組織や器官がいっきに入れ替わるわけではなく、少しずつ細胞が新しくなっていくという具合にリニューアルしていくのだそうです。
じっくり時間をかけて体質改善すれば、身体が調うのも納得できます。
脳がまるまる入れ替わっても何十年も前のことを覚えている。ちょっと不思議な感じもしますが、神経細胞も上手に新しくなっているんでしょうね。
~薬剤師 鳥居英勝~
嘔吐下痢症が増えています。子供はところ構わずドバッと吐いてしまうものです。
その場合のウィルス退治には、塩素系の殺菌消毒剤を使いましょう。
床の掃除や衣類の汚れ取りに備えて液体のものと、床に残った吐しゃ物が乾燥して舞い上がるのに備えて空間除菌用のスプレーなどを用意しておけば、いざという時に安心です。
~保健堂 鳥居薬局~
最近よく耳にする“腸内フローラ”。腸の中にはたくさんの善玉菌や悪玉菌などの細菌があります。その細菌叢の様子を花畑(フローラ)になぞらえた言い方です。腸内細菌は、便通だけではなく、免疫・動脈硬化など色々なことに関わっていることが分かっています。
良好な腸内環境を調えるためには、善玉菌を増やすことが大切。そのためには、乳酸菌を摂取すると良いことがわかっています。
その乳酸菌にはいくつもの種類があります。ではどれを選んだら良いのでしょうか?良好な腸内フローラをつくるための条件を考えみますと・・・
①数を大量に摂る・・・腸内細菌叢の中の、善玉菌の比率を引き上げる。
②大きさが小さいこと・・・免疫のスイッチであるパイエル板を効率よく刺激できる。
③自分にあった株(種類)を摂る・・・一週間くらい続けてみて、便通に良い変化が出れば続ける価値あり。
食物繊維やオリゴ糖など、乳酸菌のエサになるものを毎日摂取することも大切です。
おならが臭い方や、便秘と下痢を繰り返す方は、腸内の善玉菌が少ない可能性が高いので要注意です。そのような方は特に、ご自身に合った乳酸菌を積極的に摂取することをお勧めします。
~薬剤師 鳥居英勝~
どれだけ医療が進歩しても、人間が永遠に生きることはできないそうです。その理由は、全身の血管を移植することはできないから。
人間の血管は、大小合わせて10万kmにも及ぶそうです。動脈硬化などでボロボロになった血管を、部分的には可能でも、全身丸ごと新しくすることはできません。
血管を健康に保つ秘訣は、なんといっても酸化ストレスを防ぐことです。そのためには、毎日の食事でフレッシュな野菜や果物など、フラボノイドを摂ると良いようです。
より効果的に、てっとり早く酸化ストレスを防ぐには、抗酸化力が確かなサプリメントなどを摂取すると良いでしょう。ビタミンC、E、イチョウ葉エキス、活性水素水などなど、様々な抗酸化作用のある素材があります。
サプリメントや健康食品で摂る場合には、抗酸化活性が明らかで、EBMがしっかり取れたものを選びましょう。
~薬剤師 鳥居英勝~
昼間の室温21度・・・動くのが億劫にならない温度、ロコモ対策。
深夜の室温18度・・・10年後の高血圧のリスクが減少するデータあり。
浴室脱衣室は20度に・・・急な温度変化から脳と心臓を守るために大切。
風呂の温度は41度まで・・・熱すぎると低血圧になるかも。気を失っておぼれないために。
冬の寒い時期は、部屋も廊下も家の中じゅうを暖かく保つのが理想です。
~薬剤師 鳥居英勝~
いよいよインフルエンザが流行ってきました。
そのインフルエンザにも葛根湯は効果的です。ゾクッとしたら、できるだけ早く葛根湯を飲んでみてください。その上で受診すればOK。より早く症状が和らぐはずです。
初期は普通の風邪なのかインフルエンザなのかわかりにくいもの。葛根湯はどちらにも有効です。おかしいなと思ったらとにかくすぐに、お湯で溶かして温かくして服用しましょう。
~薬剤師 鳥居英勝~
『昭和の食事 その2』で、漢方薬が効きやすい体内環境を調えるために、植物エキス発酵エキス=酵素飲料が良いだろうと記しました。
現在、色々な酵素飲料が市販されていますが、質の良いものからそうでもないものまで色々あります。まさにピンキリ。そこで、良いものの条件をご紹介したいと思います。
まず、原料。どの製品も数十種類の野菜、野草、果物などを使っていると思います。大切なのは、それらの収穫時期と熟成に入るまでの保存状態。生理活性物質が高い時期に採取し、保存されて熟した状態で漬け込みに使われていれば最高です。
次に、製法。酵素は高温で不活化してしまうため、漬け込みから出荷までに加熱の工程があってはいけません。
最後に、熟成期間。植物エキス発酵液というだけあって、酵素飲料ができるまでには熟成・発酵する時間が必要です。発酵期間が長いほど、乳酸菌などの発酵代謝生成物が多くなるといわれています。
☆当薬局では、大高酵素という北海道の会社が造っている酵素製剤のうち、特選酵華をお勧めしております。
1日30mlを目安に服用すると、知らず知らずのうちに腸内環境は良くなり、代謝も良くなってきます。また、体調がすぐれない方はこれだけで元気になってくるものです。
そして、腸内環境が良くなり、細胞の代謝が良くなれば、証に合わせて処方した漢方薬の効き目も良くなると私は考えています。
~薬剤師 鳥居英勝~
『昭和の食事』で述べた漢方薬の切れ味が良い方の特徴から、漢方薬の効き目が良い身体造りの方法を考えてみます。
効き目が良い方の特徴として、『デトックスできている、代謝が良い、腸内環境が良い』が挙げられ、身体に現れる表現としては、『便通が良い、冷え症ではない、体温が高い、肥満ではない』といえると思います。
このような方は、何もしなくても大丈夫でしょう。
逆に、便秘がちまたは下痢気味、冷え性、低体温、代謝が悪くて動いても汗をかかず、太っている。このような方は、何とかしなければなりません。
では、てっとり早く、漢方薬が良く効く体質になるには、どうしたら良いでしょうか?
私は、植物エキス発酵液(=酵素飲料)を飲むと良いと思います。
良質な植物エキス発酵液には、ビタミン、ミネラル、酵素、そして乳酸菌がたっぷり含まれています。続けて飲んでいるとデトックスになるし、ビタミンミネラルの働きと、体内酵素が消化ではなく代謝酵素に回ることで細胞の代謝が良くなる、乳酸菌が豊富なので腸内環境が良くなる、このようにな体内環境になってきます。昭和の食事を摂っていた頃は、自然にこうなっていたのでしょう。
腸内環境が良くなって、代謝も良くなれば、それだけで元気になります。そして、漢方薬は間違いなく効きやすくなると考えられます。
※生薬には、腸内の善玉菌による代謝を受けて活性体となって効果を発揮するものもあります。腸内環境が良く、善玉菌がたっぷりあれば、漢方薬の効きが良くなることは間違いありません。
~薬剤師 鳥居英勝~
世界で最も肥満が少ない国はどこでしょうか? 実は、ベトナムだそうです。
その理由は、
①ベトナムでは起床から14時間以内に食事を済ませる。(早起きなので、夕食から寝るまでに時間が開く。)
②主食は米、おかずは野菜たっぷりで、肉や魚は食べるけど少な目。
③油はあまり使わず、鍋が多い。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・~『ベトナム人に学べ!“太りにくい”食べ方』より~
まさに、欧米化を受ける前の日本食と似た食事を、現代のベトナムの方たちはされているんですね。
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私どものところにも、東南アジアの方々が漢方相談にお越しになります。確かに太った方はいないし、便秘や冷えの訴えも少ない。
きっと、良い食事を続けているおかげで、日々の食生活で身体がデトックスされていて細胞の代謝も良く、腸内の環境も良いのでしょう。
また、日本人に比べて漢方薬の切れ味が良いと私は感じています。
昭和40年代中ごろに摂っていた食事が、日本人にとって最も長生きできる食べ物なんだそうです。飽食時代の栄養失調なんていうことが言われている今、日本食をもう一度見直す必要があるように思います。
~薬剤師 鳥居英勝~