» 季節の養生法のブログ記事

年中さんになる娘の便秘が、すっかり解消されました。

4才にして3日4日出ないのはざら。それくらい出ないと機嫌が悪くなったりひどいと発熱、思いだしてすぐさま浣腸、通ってしまえばすっかり良くなるの繰り返し。

習慣性になってしまっては可愛そうなので何とかしてあげようと、ナノ型乳酸菌を飲ませて3カ月。

今は、びっくりするほどたくさんのうんちが、毎日出るようになりました。

この分ならおそらく腸内免疫も高くなっているだろうと、今年もインフルエンザの予防接種をしないですごさせようと思っています。

娘には、ここ2~3年インフルエンザの予防接種を受けさせたことがないのですが、去年はしっかりAとBに一回ずつかかってしまいました。

今年かからなかったら、きっと腸内免疫力アップのおかげだと思います。

☆ナノ型乳酸菌:人の腸由来の乳酸菌をナノサイズまで微粒子化したものと、植物性乳酸菌と、オリゴ糖を合わせた製剤です。腸内の善玉菌を増やすことはもちろん、パイエル板を直接刺激するので、整腸作用はもちろん効率よく免疫力アップが得られると考えられています。60本で14,000円+税と、ちょっとお高いですが、ものは良いと思います。1日1~2包が目安です。

~薬剤師 鳥居英勝~

エボラの話題で忘れがちですが、風邪やインフルエンザ、ノロウィルス対策も怠ってはいけません。当店でも今週に入ってから、風邪薬を求めにいらっしゃる方が急に増えてきました。

予防接種、うがい手洗い、栄養と休養、適度な運動、身体をあたたかくする、マスク、人ごみを避けるなど。わかりきったことを実行できるかが予防のカギになります。

それと、できることなら腸内環境を良くしたり、エビデンスのとれた保健薬をのんだりして、免疫を活性化させるとなお良いと思います。

私も、数か月前から腸内の善玉菌を増やすためにナノ型乳酸菌、疲れを感じたら薬用人参製剤、白血球の運動力を上げるといわれている熟成ニンニク製剤、それと、排膿散及湯といって漢方の抗生剤といわれているものを常用しています。おかげさまで、今のところ疲れ知らずの風邪知らずです。

昨年、空間除菌を目的とした二酸化塩素製剤のことがニュースになりました。色々なタイプの製品があるのですが、胸ポケットにつけたり首から下げるタイプのものは効果がないということでした。愛用されていた方はがっかりされたことと思います。

ただこれは、部屋の中など閉鎖的な環境で使用した場合にはある程度効果があるということは、データでもとれているようです。部屋置きタイプやスプレータイプのものなど、空間中により高濃度に散布できるものありますので、上手に利用するとウィルス対策になると思われます。

~薬剤師 鳥居英勝~

海なし県のまん中に住んでいて縁遠い話のように感じていましたが、そう暢気に構えてもいられません。世界的な脅威となっているエボラウィルス。流行を防ぐべく、空港では水際対策がとられているそうです。

感染⇒3週間程度の潜伏期間⇒発熱⇒下痢・嘔吐⇒死亡。・・・致死率は70%、助かるのは30%。ほかの感染症に比べて際立って致死率が高いのがエボラウィルスのこわいところです。

今朝のニュースで、『感染しても、発熱までで、下痢嘔吐には移行しない方は助かっている』と報道されていました。30%は助かる・・・。そこで、万が一に備えて何か身体造りができないか考えてみました。『下痢嘔吐までいかなければ助かっている』という現象に、対策のカギがあるかも知れません。

助かった方たちは、消化器症状に至らなかった。ということはこの方たちは、平素から腸内の環境が良くて胃腸障害がおこりにくく、さらにそのために全身の免疫が高くてウィルスをたたく力も強かったのではないかと考えられます。

~~~善玉菌が多く腸内環境が良いと、小腸にあるパイエル版が刺激されて、免疫が活性化して高くなることは今や広く知られています。免疫の60%もが腸内でできているそうです。~~~

といことで、全くの仮説ですが、腸内の環境を良くしておく、具体的には腸内の善玉菌を増やしておくことが、万が一感染してしまった場合に命を守る支えになるかもしれません。

手っ取り早く腸内の善玉菌を増やすには、良質の乳酸菌を摂ると効果的です。すでに下痢しやすかったり便秘がちな方は、善玉菌の割合が少ない可能性があります。このような場合、良質の乳酸菌を大量に、継続して摂取することが必要です。パイエル版を効率よく刺激できるようにナノ型にまで小さくされた乳酸菌も製品化されています。他にも、オリゴ糖・熟成にんにく製剤など、腸内免疫を高める素材はたくさんあります。逆に冷たいものなどでお腹を冷やすことは良くないようです。

エボラウィルスには?にしても、腸内の善玉菌を増やして、腸内環境を整え、腸内免疫を高めておくことは、風邪はもとより、これからの時期流行しそうな、ノロウイルスやインフルエンザの予防には間違いなく有効です。

ちなみにノロウィルスによる胃腸炎も、初期は軽い発熱から始まり、嘔吐・下痢という転帰を辿ります。体力が弱い方などは命取りになることもあるので注意が必要です。

~薬剤師 鳥居英勝~

いよいよ日差しも強くなり、熱中症に注意が必要です。室内でも熱中症になることはありますし、たとえ温度が低くても湿度が高いと危険度が上がるといいます。通気、温度管理、水分補給をお忘れなくなさってください。

さて、東洋医学的な熱中症対策は『補陰・清虚熱』。ひらたくいえば体液を補って、余分な熱を冷ますことです。

私どもには、甦脈宝(こうみゃくほう)というとても良い栄養剤があります。甦脈宝には、生脈散(気陰双補)+牛黄(清熱)が入っており、体液を効率よく生み出しながら熱をさばいてくれます。

おかしいなと思ったら早めに、また、暑い日に屋外で仕事をしなければならない方は予め飲んでおくことをお勧めします。熱中症対策は、これ1本でOKです。

1日1本服用 1本¥1.510+税

~薬剤師 鳥居英勝~

入梅前、そろそろ食中毒に注意しないといけません。今朝もニュースで、給食の牛乳をのんだ子供たちが気分を悪くしたという報道がありました。場所は千葉県、3400人中800人が発症したとのことです。

同じものを食べても、食中毒にかかる人とかからない人がいるのはどうしてでしょうか?

そのカギは、『胃酸と善玉菌』にあるようです。胃酸が十分出ている人は、たとえ悪いものが入ってきても胃で菌をやっつけることができる。また、腸内に善玉菌が多い人は、悪い菌が入ってきても善玉菌が優位を保って発症しないとのこと。これがいわゆる抵抗力が高いということのようです。

食中毒にかからないためには、普段から乳酸菌などの善玉菌をたっぷり摂って腸内環境を良くしておくことが大事。また、ストレスをためないようにして消化器系の働きを良好に保つことも大切です。我が家では、食中毒や感染性胃腸炎がはやる時期には、子供たちに梅肉エキスを飲ませて、たとえ腸に悪いものが入ってきてもやっつけられるようにしています。

もしもかかってしまった場合には、下痢止めで止めるのではなく、水分をたっぷち摂って悪いものを早く出してあげないといけません。水分を摂ることは脱水症の予防にもなります。胃苓湯などの漢方薬を服用すると、悪いものが早くさばけるし、吐き気も和らぎます。

~薬剤師 鳥居英勝~

今日から5月です。先月の今頃は、消費増税と診療報酬改定の対応に追われていましたが、あっという間に1か月経ったな~という感じです。

さて、5月といえば『気』のトラブルに注意しないといけません。具体的には、気の滞りによる『気分の落ち込み』。これを放っておくと、様々なトラブルにつながりかねません。

気が滞る主な原因はストレスです。特に長時間続くストレスは良くありません。仕事で忙しかったり、考え込んだりする場合には、10分毎に深呼吸するなどして一息入れると良いと言われています。

また、気圧の変動による自律神経のアンバランスが起きやすいのもこの時期の特徴です。交感神経と副交感神経の不調は万病の元。

自律神経のバランスを整えるコツは、『夜は十分寝て、朝はパキッと起きる』こと。朝エンジンがかかりにくい方は、目覚めの熱いシャワーが効果的です。否応なしに交感神経が立ち上がってくれます。

~薬剤師 鳥居英勝~

4月も下旬になりました。新しい環境にも慣れてきた頃でしょうか?同時に見えないストレスが溜まってきている方も多いかも知れません。

とうのも、この時期には『胃が張る』という方が多くいらっしゃいます。弁証すると、多くの場合『気滞』。見えないストレスが気滞(気のめぐりが悪いこと)を引き起こし、胃の動きを悪くしているのが原因と考えられます。

気滞による胃の不具合の典型的な症状として『胃が張って、食べたものが下がらずずっと残り続ける』があります。吐いてしまえばスッキリするのも特徴です。この場合、『消食導滞(消化を助けながら、胃を動かして食べ物を下げる)』という治法をとります。

色々な消食導滞薬がありますが、安全で、証を選ばずにとても良く効くのが『大草胃腸散+証陽散』です。生薬が気を通し、配合された消化剤が炭水化物・タンパク質・脂肪の消化を助けます。さらに、一兆個の乳酸菌が腸をあたため、吸収を良くしてくれます。食べ物が下に下がり、胃がスッキリして楽になります。

ストレスによる気滞の場合、リラックスが何よりの薬です。気滞は、いらいら・気分の低下・胃腸の不具合等、様々な不調を引き起こします。明らかにストレスがあって、気分がすぐれない・胃腸の調子が悪いなどきになる症状がある方は、ゴールデンウィークは身体を動かして、心と身体をリラックスさせると良いと思います。

~薬剤師 鳥居英勝~

アクル(ACL)をご存知でしょうか?ACLはポリアクリル酸Naとヒアルロン酸配合の化粧液です。

ACLは、今までどんな化粧液を使っても合わなかった敏感肌の方や、満足できなかったおしゃれな方にこそ、お試しいただきたい化粧液です。

ACLのこだわりポイントは、第一に優れた浄化作用。洗顔では落としきれないシミやクスミの原因となる老廃物(古い角質や、アンモニア、脂質など)を包み込んで取り除きます。シミ取り成分は入っていないのに「使い続けていたらシミが薄くなった!」との声をたびたびいただくのもこのはたらきのおかげです。第二にすぐれた保湿作用。洗顔後これ一本でお肌が潤ったなどと感じる方はお手入れはこれだけでOK!ACLの優れた保湿力は、乾燥したお肌にたっぷりの水分を補給し、同時に水分をキープする働きもします。「使っていたらシワが減ってきた!」という声をよくお聞きしますが、それは潤って肌にハリが生じるからかも知れません。

☆ACLのはたらきを整理すると・・・老廃物や汚れを包み込んで吸着して取り除き、清潔になったら保湿して、外からの刺激をブロックすること。このはたらきの主役は、ポリアクリル酸Naです。

ACLの使い方は簡単です。①洗顔後、適量を手のひらにとり、お顔全体をやさしく包み込むようになじませる。・・・潤い成分が肌の表面に残っているようなら、お肌がちゃんと潤ったサインです。②あっという間に浸透し、肌の表面が乾いているところ(潤い不足)には、ピンポイントで重ねづけをしてください。

3月から6月は一年中でもっとも紫外線が強く、肌荒れ・シミ・シワが心配な時期です。スキンケア―の基本は清浄と保湿。この両面をアクルはケアーしてくれます。安全で、保湿と清浄に優れたアクルでぜひケアーなさって下さい。きっと美肌力が高まると思います。

☆☆☆アクルエッセンス  50ml・¥8.000-(税別) シミ・しわ・乾燥肌が気になる方に。デリケートな肌の方でもお使いいただける、薬剤師が自信をもっておすすめできる化粧液です。お肌のことを考えて、防腐剤は最低限に抑えられています。試供品がありますので、関心がおありな方はお気軽にお申し出下さい。☆☆☆

~薬剤師 鳥居英勝~

春はストレスがかかりやすい季節であることをご紹介しました。ストレスは目に見えるものではありませんので、かかっていても自覚していない方も多いと思います。

ストレスがかかっていると身体にどのような変化があわられるかというと・・・

[会社で・・・]不安や緊張からイライラしたり、気分が悪くなる。[試験前や大きなイベント前に・・・]不安が高まりすぎて集中できない、眠れない。[学校、職場で・・・]対人関係などで過度な緊張や不安が続いている。[睡眠したいのに・・・]なかなか寝付けない、夜中や朝早くに目が覚める。[介護で・・・]カリカリ、イライラしてしまって優しくできない。[家庭で・・・子供や夫に]気持ちが伝わらずイライラして、ひとりで悩んでしまう。[子供だと]チック、どもり。

これらは、いわばストレスの初期症状。ストレスによる、神経の高ぶりから現れることが多いものです。転勤、異動など環境が大きく変わる、職場や学校での人間関係に悩む、育児や介護など心配事が尽きない・・・など。日常のストレスが深層の原因になっていることが多いようです。

この時点で、身体を動かしたり気分転換をしたりして、ストレスを上手にほぐすことができれば問題ないのですが、頑張りすぎてストレスを溜めこみすぎると、胃潰瘍になったり血圧が上がったり、女性であればPMSになったり生理に不具合をきたしたりと、大きなトラブルになりかねません。

自分で気づくことができれば良いのですが、自分ではわからないことも多いものです。ちょっと溜まってるな~と感じたら、周りの方が一声かけてあげると良いと思います。

~薬剤師 鳥居英勝~

以前テレビで、『笑うと免疫力がアップする』ということでガンの患者さんに落語を聞いて大笑いしてもらった結果、全体的に寿命が延びたという番組を見たことがあります。

免疫を左右する要件はたくさんあります。体温、血流、睡眠、栄養、自律神経、ストレス、精神状態などなど。どれか一つが大事ということではなく、全体は密接に絡み合っています。

あるお家で、2人の子供のうちひとりは今シーズン2回もインフルエンザにかかり、もう一人は1回もかからなかったとのこと。食べているもの、睡眠と起床はほとんど同じ。先天的な強さという意味では、むしろかかった子の方が大きく生まれたので強いはず。違いがみられるのは性格で、かからなかった子は陽気で脳天気、かかった子は慎重。もう一つ、かからなかった子はとにかく良く体を動かす、かかった子はそこまでは動かない。

動けば、体温は上がり血流が良くなる。さらに陽気で活動的であれば自律神経は活性化する。こうなれば間違いなく、免疫レベルは高くなるでしょう。子供は陽気が強く燃焼しているので、体温が高くそもそも寒さには強いはずです。寒い日でも外を元気に楽しく走り回らせていれば、風邪なんて引かないのかも知れません。

今度の冬は、うちの子にも『笑って動いて免疫アップ』を図ってみたいと考えています。

☆一般的に、副交感神経が優位だとリンパ球が増えて、内側に入ってくるウィルスなどに対しての抵抗力が高くなるといわれています。性格的に陰気だと副交感神経が優位になり、陽気だと交感神経が優位になるとのことですが、それ以前の自律神経の活動レベルの水準も免疫を考える上では大切になります。☆

~薬剤師 鳥居英勝~