青空に桜、何ともすがすがしい季節です。一方で、4月5月は子供にとっても大人にとってもストレスフルな時期といわれています。というのも、新入学・新学期・職場の移動などで環境が変わるため。感じていないようでも見えないストレスがじわじわと心に負担になるから。それがたまりにたまると五月病になる人も・・・。
東洋医学には五行という概念があります。五行では春は肝と関連づけています(木=春=肝)。といのも、春は木々が枝を伸ばし新芽が出るように万物がのびやかに成長する季節ですが、それが、肝の全身に気を巡らせる働き(条達)と様子が似ているからとのこと。・・・これだけ聞くと無理がありそうな気がしますが、生体肝移植で部分切除された肝臓が元の臓器のように盛んに成長する様子が確かに春に木々が成長するのと似ていたり、春は気候や生活環境の変化がストレスとなって身体に影響しやすい時期であること(ストレスは肝にたまるといいます)などをみると、木=春=肝とつながりというものは感覚的に納得しやすいと思います。
さて、今回のお題にあります『春の栄養剤』のお話です。東洋医学的な概念なので理解し難いかも知れませんがご容赦ください。先ほど、春は肝の時期であるということを説明しました。春にはストレスが強くかかりやすいわけですが、このストレスで疲れた心と身体を癒すには、『肝を鎮める』ことが重要になります。肝は蔵血の臓器といわれ、肝が血で満たされていれば、神が宿り心が落ち着くといわれています。そして、肝に血を満たすためには血を増やすことが大切。血を増やすためには、アミノ酸が重要。
要するに、春の栄養剤とは、ストレスで疲れた心と身体を癒す栄養剤のことで、そのカギはアミノ酸にある。ということです。
私どもには、レバコールという栄養剤があります。レバコールはカツオの肝臓を原料としており、すべての必須アミノ酸をはじめとした天然のアミノ酸がたっぷり詰まったアミノ酸の栄養剤です。広い海を回遊してきたカツオの肝臓には、ミネラルが豊富で、ビタミンもたくさん含まれています。ですので、レバコールはアミノ酸とビタミン・ミネラルの総合栄養剤といえます。レバコールには、毎日決まった量を計って飲むタイプ・一回飲みきりタイプ・のみやすく味を工夫したタイプ、薬用人参を配合して成分を強化したものなど、色々な種類があります。心の疲れ、身体の疲れを感じる方は、是非お身体にあったものをお飲みいただくと良いと思います。きっと楽になると思います。お子様には、バナナ味で飲みやすいこどもレバコールがあります。
~ストレスを溜めないために、春は身体を動かして全身の気を巡らせることが大切です。その上で十分な栄養を摂って養生すれば大丈夫です。~
~ストレスを受け交感神経が優位になると、末端の血流が低下し指先が冷たい状態になります。手足の先っぽが冷たくなっている方は、すでにストレスにおかされているかも知れません。~
~薬剤師 鳥居英勝~