元気で長生きはみんなの願い。
ここ数年の死亡原因をみると、上位からガン30%、心疾患16%、脳血管障害11%となっており、この3つで約57%を占めています。一方で老衰はたったの3.4%。
昨今、生活習慣病が注目されています。高血圧・高脂血症・糖尿病・肥満、これらが複数あると死亡率が高くなるとのこと。この4つの疾患に共通していえるのは、それぞれが致命傷になるということは少なく、多くはそれによって引き起こされる『血管の病気』が命取りになるということ。
例えば高血圧によって、動脈硬化→出血や梗塞、高脂血症によって動脈硬化→梗塞、糖尿病によって腎臓の糸球体が目詰まりを起こして腎不全。このように、血管の硬化や閉塞に起因するトラブルが大きなダメージになってしまいます。
ということは、たとえ生活習慣病を患っていても、血管のケアーをしていれば大事には至り難いということがいえると思います。逆に、疾病に対応した服薬などの治療をしていても血管のケアーを考えていかないと不十分と言えるでしょう。
医学がどんなに進歩して、仮にiPS細胞による治療が実現するようになったとしても、血管だけは移植できないそうです。理由は、4万kmにも及ぶ血管を入れ換えることは技術的に不可能だからとのこと。
ただでさえ自然老化によって硬くなってしまう血管です。その上で疾病があればさらに血管が硬くなったり脆くなってしまいます。血管の老化を防ぐことは、元気で長生きする上でとても大切になります。
では、血管を健やかに保つためにはどうすれば良いでしょうか。
まず、先にあげたような疾病をケアーすることにより血管への負荷を和らげることが大切になります。また、極端なストレスは血管を過剰に収縮させたり酸化させたりして傷めることになるので出来れば避けたほうが良いでしょう。
また、最近では適度な運動によって硬くなった血管が柔らかくなることが報告されているので軽運動を定期的に行う事は、血管を健康に保つのに有効なようです。
これらに注意を払った上で、近年動脈硬化を防ぐために有効だとして注目されているのは、『血管を酸化ストレスから守ること』。
血管が酸化すると、血管の筋肉は硬くなってしまいます。また、既に血管内にコレステロールが入り込んでいる場合にはそれも硬くなるのでさらに深刻な状況になりかねません。
血管を酸化させないためには、体内で過剰に発生する活性酸素を除去する必要があります。それには、抗酸化作用を有する物質を摂取することが必要。抗酸化作用を有する物質として、ビタミンC・ビタミンEなどが知られていますが、もっと優れた物質として、植物性のフラボノイドがあります。
フラボノイドで血管を酸化ストレスから守ることが出来れば、血管の柔軟性が得られるので、血管のトラブルに起因する重大な疾患が起きるリスクを減らすことができるでしょう。
植物性のフラボノイドにも様々な種類がありますが、安全で強力な抗酸化作用を有する物質として注目すべきは、イチョウ葉エキス。イチョウ葉エキスには、強力な抗酸化作用を有するフラボノイドが十分に含まれています。また、ギンコライドやトリテルペノイド等のイチョウ葉に特有の成分が、血小板の凝集を抑制するので、血液の流れを良く保つことにもなります。
イチョウ葉エキス製剤の最高峰として、イチョウ葉エキスGBE-24があります。GBE-24は、フランスの専用農場で栽培され、有効成分が最高濃度に高まった時点で採取したイチョウ葉を原料とし、ドイツの工場で精製され製剤化されています。抗酸化作用を有するフラボノイドをたっぷり含み、かつイチョウ葉特有のギンコライドやトリテルペノイドなどを血小板凝集抑制作用が最も高い比率で含んでいます。化学合成品では得られない、多方面から作用する天然の血管柔軟・血液さらさら製剤です。
生活習慣病と診断されている方はもちろん、診断されていない方も、自らの健康を守るために、『血管の健康を保つためのケアー』を心掛けてはいかがでしょうか?
~薬剤師 鳥居英勝~