» はりきゅう治療のブログ記事

この辺りの小中学校は今日が新学期です。朝早く、久しぶりに会う友達を見つけて笑顔で走るランドセル姿を見かけました。いいものです。

また、コロナ感染者が増えてきています。やっかいなオミクロン、正月も本格的に明けて人の交流が盛んになりさらに拡大することも心配です。忘れがちですがインフルも気になります。そうこうしているうちに花粉も飛び出してきます。

当面気が抜けない日が続きそうです。

昨夜、NHKの番組で東洋医学が取り上げられ、慢性的な痛みに対する鍼治療の効果が紹介されていました。

痛みの原因の一つに、『交感神経が優位になって痛みの感受性が高くなっていること』があり、このような方々に経絡学説に沿って鍼治療を施したところ、脳の緊張が和らいで多くの方が楽になったというものです。

はり灸治療を受けた後は、心も身体もリラックスして気持ち良いものです。交感神経が緩んで副交感神経が優位になっている自律神経バランスだと思います。ちょうど湯治中の自然治癒力が高まっているのと同じ状態です。

脳が感じてしまう痛みを減らしながら、自然治癒力も高めてくれる。はり灸治療には多様な作用がある様です。

もう一つ、番組では赤ちゃんへの治療も紹介されていました。小児鍼といって、特殊な鍼で肌をこするように刺激する方法です。刺さないので痛くありません。

久しぶりの登校。緊張や不安が辛くキーキーしたりおねしょするお子様にはとても良い治療です。

~薬剤師 鳥居英勝~

うちのワイフが、一か月くらい前から食べるときに顔に激痛を感じるようになりました。三叉神経痛と思われる症状です。

三叉神経痛の発生メカニズムは完全には解明されていないそうですが、原因として、神経に血管が当たって強く圧迫され続ける、周囲との癒着などで神経の走行がゆがめられているなどが考えられるとのこと。

以前から片側で食べる習慣があり、神経に負担がかかったのかもしれません。

手当は早い方が良いと漢方薬を開始。証をみながら、気・血・解痙の調整をしたところ、少し楽になりました。

合わせて、顔に鍼をうったところ著効。ちょっと怖い気もしますが、鍼灸治療では顔に鍼をうつのは当たり前のことです。

漢方薬は続けており、今は大分楽に過ごせています。痛みが強いときには、鍼を1本刺してケアーしています。

漢方薬とはり灸、上手に合わせると効果的だなと改めて実感する症例です。

~薬剤師 鳥居英勝~

読売新聞の医療ルネサンスで、5日間にわたり『漢方で支える』というお題の記事が載りました。その3日目の副題は、『鍼と併用 さらに効果』。まさにうちで取り組んでいるテーマです。要旨を抜粋します。

鍼は皮膚のツボを刺激することで、血流を改善するほか、脳から痛みを抑える物質が放出されたり自律神経のバランスを調えたりして、痛みや胃腸の不調、ストレスなどを和らげるとされる。鍼と漢方薬は対応できる症状の多くが共通するが、『鍼は効果が早く表れるが、持続しない。漢方薬は即効性より持続性があることが多い。患者の状態に合わせて両方を併用したり使い分けたりする』~本文より~

内側から漢方薬、外側からはり灸を施すことで、より良く身体を調えることができるものです。

~薬剤師 鳥居英勝~

大きめの山型のお灸、ピラミッド型の小さいお灸、鍼を刺してその頭にもぐさを付けて燃やす灸頭鍼など、一口にお灸といっても色々な技法があります。

中国南方の中医病院では、独特のお灸治療を行っています。タコ糸を細くした感じの木綿の糸を漢方薬の薬液に漬けておいて、その先をアルコールランプの炎で燃やし、赤く燃えているうちにツボに押し付けます。その時に伝わる熱と薬液がツボを刺激し、治療になるというものです。これを「薬線点灸」といいます。日本では見られない治療方法で、中国の大学病院でこの治療を見たときには驚いたのを覚えています。

お灸は熱くて怖いというイメージがある方も多いかも知れません。でも実際はそんなことはなく、気持ちの良いものです。受けてみると、身体が温まり、血の流れが良くなるのがよく分かります。

当鍼灸院では、灸頭鍼など患者様に合ったお灸を治療に取り入れております。治療を希望される方は、お気軽にご相談ください。

      ~薬剤師 鳥居英勝~

慢性的な頭痛の軽減にはアスピリンなどの薬よりもハリ治療が効くとの調査結果を、                        米デューク大の研究者らが専門誌で発表しました。

偏頭痛や緊張性頭痛など慢性の頭痛患者約4000人が対象となった複数の研究を再調査したところ、              ハリ治療を受けた患者では62%に改善が見られたのに対し、薬の服用では45%だったとのこと。                

また、実際のハリ治療では53%に改善がみられたが、医療対象とならない位置にハリをうつ偽の治療では           45%で改善。                                                                  効果が現れるには平均で5~6回の治療が必要だったとの結果が得られています。

      ~薬剤師 鳥居英勝~

便秘には色々なタイプがあります。
腸の動きが悪いタイプ、腸の感受性が鈍っているタイプ、痙攣して動かないタイプ、自律神経のバランスが崩れたタイプなど。

便秘の解消には、食事・運動が大切です。それでも改善されない場合は便秘薬や浣腸を利用するのも良いでしょう。

天枢というツボがあります。お臍の左側に縦に指を3本そろえた時にその隣になる所です。
ここをゆっくり押すと腸の動きが良くなります。
どのタイプの便秘であっても解消に役立ちますので、お悩みの方は一度試してみてはいかがでしょうか。

 
       ~薬剤師 鳥居英勝~

 『本当に健康な身体造り』のために大切なことは、毎日の食事・運動・睡眠と休養・適正な生活リズムです。また、身体に悪い影響を及ぼす住環境・ストレスをなくすことも大切です。
分かってはいてもそれを実行しきれないのが現状だと思います。それによって体調を崩したり病気になったり・・・。
 保健堂鳥居薬局では、漢方薬とはり灸治療により、人間が本来持っている自然治癒力を高め、心身のバランスを整えるためのお手伝いをしております。
また、医薬品・サプリメントを取り揃え、生活習慣病の治療や予防のご提案をしております。
 お気軽にご相談ください。

   ~薬剤師 鳥居英勝~

住所:鹿沼市上田町1968
電話:0289-62-3246
施術者:鳥居安奈
資格:はり師、きゅう師、あん摩指圧マッサージ師
開院日:月・火・木・金曜日
時間:午前10時~午後5時
◇完全ご予約制

治療料金
一般の治療(鍼とお灸を中心とした治療です)
 大人:4,000円、中学生以下:2,000円
乳幼児鍼(0歳から受けられる、刺さない・痛くない治療です。)
 0才~12才:1,000円、中学生以上:一般の治療料金

◇初めての方は、初診料1,000円が別途かかります。
◇鹿沼市はり・きゅう・マッサージ施術費助成券ご利用可能です。

      ~とりい鍼灸院~

①乳幼児鍼とは・・・
  軽く皮膚をマサツしたり、鍼を軽く皮膚に接触したり、掻いたりする方法です。全く痛いという感覚がなく、お子様も怖がらずに気持ちよく安心して治療が受けられます。
今出ている症状を和らげるのはもちろんのこと、精神的な落ち着きが保てる、身体に抵抗力がつく、体質改善がはかられるといった効果があります。

②治療効果は・・・
  乳幼児鍼の治療効果は、症状によって反射的と見られる程の即効性があるものもあります。
体質改善を目的として、定期的に長時間行う場合もあります。

③対象となる症状は・・・
  かん虫・夜泣き・おねしょ・落ち着きがない・いらいらしている・キイキイ声をあげる・青筋をたてる・下痢・便秘・乳はき・消化不良・扁桃炎・かぜ・ぜんそく・じんましん・湿疹・脱腸・食欲不振・めまい・吐き気・頭重・チック症・その他

 お気軽にご相談ください。

    とりい鍼灸院鍼灸師 鳥居安奈

     

鳥居薬局では、本日『株式会社保健堂鳥居薬局附属はりきゅうあん摩マッサージ指圧治療院(通称鳥居薬局はりきゅう治療院』を開設いたしました。

今後、より一層お客様の保健のお力になれるよう邁進して参りたいと思っております。
ご愛顧の程、どうぞよろしくお願い申し上げます。

       ~薬剤師 鳥居英勝~