原子卵胞から健康なミトコンドリアを採取して、同じ人の未熟な成熟卵胞に移植することで、卵子の質を上げ、妊娠に成功。
これはアメリカの医療機関での実績です。卵子に手を入れることから、生まれた赤ちゃんが今後トラブルなく成長するかは不明。ということもあって、日本ではこの技術はしばらく取り入れられそうにありません。
ミトコンドリアの役割は、一言でいうとエネルギー産生。ATP回路を活性化させて代謝を上げることです。卵巣は非常に多くのエネルギーを消費する臓器であることから、代謝レベルの良し悪しは卵子の質に大きく影響すると考えられます。
卵子の老化には様々な要因が関わっていますが、その一つに、酵素減少による代謝低下が関与しているという文献があります。ミトコンドリアのことと合わせて考えると、代謝を上げることは、卵子の保健に有用であるといえるでしょう。
簡単に代謝を上げる方法として、5-アミノレブリン酸というアミノ酸を摂取すると良いことが分かっています。
このアミノ酸は、ミトコンドリアに働きかけてATP回路を活性化させることで、細胞の代謝を高めてくれます。また、すでに卵子の保健についての有用性も報告されており、国内のある医療機関では、卵子の質が悪い患者さんに5-アミノレブリン酸製剤を約3カ月間服用してもらったところ、グレードが上がったというデータが出ています。
子宝の身体造りは、全身を調整することが大切です。その中で、卵子の質も上がるものです。それを前提としてのお話ですが、個人差はあれど、年をとると卵子が老化するということは今や科学的に確認されていることです。授かりたいとお考えの方にとって5-アミノレブリン酸製剤を飲むことは、支えになると思います。
当店で採用している5-アミノレブリン酸製剤:キラリスALA 32錠4,500円+税 ☆体質に合わせた用法用量をご提案させて頂いております。
~薬剤師 鳥居英勝~