『排卵痛』痛みだけではなく、排卵期にイライラしたり落ち込むなど、情緒不安定になることもあります。
中医学的には、気血のめぐりが悪くなっていると考えます。
対処法は・・・
『気血をめぐらせる』ことを主とします。
また、冷えると痛みがひどくなる場合は、暖宮散寒を合わせて施します。
※排卵痛には、排卵障害が起こっていたり、子宮内膜症や卵巣膿腫などの病気がかくれている場合もあるので注意が必要です。
また、卵胞の中の水分(卵胞液)が不足し卵胞膜が十分に膨張できず破れ難くなり、卵子が飛び出すのに手間がかかって痛みがおきることもあります。
この場合、卵胞期に気血をめぐらせるだけでなく、卵胞期に陰を補って、卵胞内を十分な卵胞液で満たせるようにすることが大切です。
~国際認定中医師 鳥居英勝~