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img_20210224_101703_resized_20210224_101758637この辺りでは、100m先がかすんで見える程、花粉が飛んでいます。

両鼻が完全に詰まってしまい、毎年本当につらい思いをする私は、今年は鼻洗いを試しています。

『出かける前に洗いながら潤して、外でも合間にも洗い、帰ったらまず洗う。』外出するときは3段構えです。

昨日は風が強い中、杉が多い山で1時間以上過ごしましたが、花粉が粘膜にくっつく量が少なくて済んだのか夜も快適でした。

今は、スプレー式で使いやすく、浸透圧も調整されていて痛くない鼻洗い器が出ています。

花粉症で鼻炎が辛い方は、試してみると良いかも知れません。

あわせて、涙液を補うタイプの点眼薬で目も洗うとバッチリです。

~薬剤師 鳥居英勝~

img_20210212_071450_resized_20210212_071641872今年も、季節の『レモン酵素』が入荷しました。

大高酵素の、プレミアムな酵素(=植物エキス発酵液)に、瀬戸内海でとれた無農薬のレモンを漬込んであります。今月下旬にはレモンのエキスがしみわたり、飲み頃になります。

数に限りがありますので、ご所望の方は早目にお越しくださいね。

さて、コロナウイルスを克服するために日々色々な研究がされています。先日も、5-アミノレブリン酸というアミノ酸が強い味方になりそうだという報道がありました。この素材を主成分としたサプリメントを取り扱っている関係から、その可能性については聞いておりましたが、かなり良いデータが報告されたので驚きました。安全で有用な治療と予防に役立つことになれば良いなと思っています。

ワクチンの接種がもうすぐ始まります。かなりの予防効果が期待されています。ただ、治療薬はまだ開発されておりません。感染することが無いように、マスク・手洗い・消毒・3密を避けるなどの日々の注意と、栄養・休養と睡眠などのお身体のケアーを心掛けることがとても大事です。

それと合わせて、私は腸内環境を調えておくことが本当に大切だと思っています。免疫の70%は腸でできるといわれています。免疫を高く保つためには、腸内を善玉菌でいっぱいにして快便にしておくことがとても大事です。

最初にご紹介したプレミアムな酵素には、自然な発酵で生まれた乳酸菌やオリゴ糖、発酵代謝生成物がたっぷり含まれています。免疫を高く保とうと、うちでは、家族全員、毎日、これを飲んでいます。

毎日、できることをきっちりと行ってまいりましょう。

~薬剤師 鳥居英勝~

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今日の下野新聞のコラムに、県内でアニサキスの発症が増えていることが取り上げられていました。

アニサキスは、主にサバやアジなどの青魚やイカにつく寄生虫です。これを知らずに食べてしまうと、胃の壁にかみついて猛烈に痛むことがあります。こうなると、お医者さんに胃カメラを除きながらピンセットで取ってもらうしかありません。

ちなみに、冷凍・加熱すればアニサキスは不活化します。また、もしも食べた魚に生きたアニサキスが付いていても、よく噛むことでアニサキスに傷をつけて飲み込んでいれば、胃の中で暴れることはないそうです。

東京都健康安全研究センターの研究で、生薬のケイヒに含まれるケイヒアルデヒドや、ウイキョウに含まれるアネトールなどの成分が、アニサキスに対して致死的な効果や、強い運動抑制作用があることが分かっています。

当店には大草胃腸散という漢方の胃腸薬があります。このお薬には、ケイヒとウイキョウも配合されています。生ものを食べた後には念のため飲むようにしようと思います。

~薬剤師 鳥居英勝~

コロナ禍の今、目や鼻の粘膜からもコロナウイルスに感染する心配があります。花粉症が辛い時期ですが、かゆくてもうずいても、今年はうっかり目と鼻を触ることができません。

これは、大人にはできても子供には難しそうですね。小さな子供の花粉症、昔は考えられませんでしたが、今は当たり前です。

色々な要因が重なり合って発症が低年齢化しているのでしょうが、『油の摂り方』も一因のようです。加工食品などに多く含まれるω6系脂肪酸に対して、日本人はω3系と9系脂肪酸の摂取量が少なすぎており、これがアレルギー体質を誘発しているという考えがあります。今の子供たちは、本当に小さい内からスナック菓子や冷凍食品などの加工食品を食べていると思います。その世代が、3才や4才から花粉症になっているのを見ると、腑に落ちる説です。

良い油は、免疫だけでなく、動脈硬化や頭にも良いと考えられています。うちでは、ω3系の亜麻仁油を生で、ω9系のオリーブ油を加熱用に使っています。

身体は食べたものでつくられます。元気で長生きできるように、1日3食、食べるものには気を付けたいと思っています。

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今日の息子のお弁当。良い色合いに仕上がりました。

~薬剤師 鳥居英勝~

栃木県に発令されている緊急事態宣言は、今月7日で解除されることとなりました。とはいえ再拡大する心配がないわけではありません。

気を緩めることなく、マスク・手洗い・消毒・三密を避けるなど、感染防止対策は徹底していく必要があると思います。

コロナのことで頭がいっぱいで忘れがちですが、花粉症シーズンは始まっています。

私も今朝、今シーズン一発目のくしゃみが出ました。

まだ小さい息子も、『(目と目の間を指さして)ここがくすぐったいからメガネ買って~』と。

くしゃみも出ているのできっと花粉症です。

早速、葛根湯に石膏を混ぜたものを飲ませてあげました。

花粉症は、症状がひどくなってしまうと落ち着くのに時間がかかります。早めに対応することが大事です。

~薬剤師 鳥居英勝~

ソフトテニス部に入った息子の付き添いで、昨日は半日位コートに立っていました。数十年ぶりの長時間の炎天下です。熱中症にならないようにと、水分補給には十分注意しました。

持って行ったのは、麦茶450mlに梅酵素50mlと塩1gを溶かした「自家製補水液」を3本。これで水分、糖分、塩分は十分です。クエン酸の他、市販の補水液には入っていない色々な栄養素も摂取することができます。冷た過ぎると吸収が悪くなるので、氷は少なめ。乾きを感じる前に、自分の握りこぶし半分くらいの量をこまめに飲みます。

熱中症対策の水分補給については、経口補水液メーカー、清涼飲料水メーカー、日本スポーツ協会などが、専門的な知見から解説しており、とても参考になります。それらに一通り目を通すと、大事なのはやはり、糖分と塩分の濃度。我が家の「自家製補水液」は、これにピッタリです。

スポーツドリンクや市販の経口補水液も良いのですが、糖分と塩分の量を考えると、どうしても帯に短し襷に長しの感があります。簡単に作れるので、オリジナルな補水液を作ってしまうのもおすすめです。

梅酵素:当店で取り扱っている「大高酵素の特選酵素」に、青梅を漬込んだものです。

※経口補水液を自分で作る時に、最低限必要なのは水と塩と砂糖。推奨されている配合は、水1Lに対して塩3gと砂糖40gです。

~薬剤師 鳥居英勝~

我が家では、アリを育てています。たくさんのゲージがあり、その中では母アリが甲斐甲斐しく、卵の面倒をみています。

この母アリは、5月の下旬に近くの森林公園で子供たちが捕まえたものです。結婚飛行を終えたばかりのクロオオアリの女王を、運よく見つけることが出来ました。

捕まえてから数日後には羽が落ちて産卵。卵は幼虫になり、今はまゆの状態です。

母女王アリは絶えず動いており、振動など危険を感じるとまゆを守るように覆いかぶさったり、位置を変えたりしています。

与える餌は、プロテイン+糖質の栄養食とメープルシロップ、ローヤルゼリー。タンパク質・糖分・ミネラル・ビタミン、バランスが良さそうです。水分も欠かせません。

さて、いよいよ暑さが本番です。暑い日の水分補給は必須ですが、上手に摂らないと体液が薄まってバテてしまいます。そうならないためには、水と一緒にミネラルも摂取すると良いようです。

今年の夏は、カキ肉エキスで乗り切ろうと思っています。

~薬剤師 鳥居英勝~

水に溶かしてマスクの内側にスプレーすると気持ちがいいと、ハッカ油が大人気です。

非接触型の体温計と並んで、今ほとんんど入荷しません。

そこで、メンソールのものなら代わりになるのではと、ハッカ飴で試してみました。

舐めながら息を思いっきり吸い込むと、口の中だけではなくマスクの内側もスッキリします。

これはリフレッシュできます。

面白いもので、息を吐くと、メンソールは全く感じられずマスクの中は蒸れてしまいます。

~薬剤師 鳥居英勝~

コロナウィルスによる横浜港のクルーズ船問題。

ウィルス拡散のリスクと合わせて、乗客の治療薬不足が問題になっています。

すべての方が、まさか14日間も船内に足止めされるとは考えていなかったでしょう。予定通り家に帰ることが出来ることを考えて、お薬はせいぜい数日分余計に用意していた程度だと思います。

14日という期間で思い出すのが、東日本大震災の後のこと。このときは、薬の流通がおおむね正常に戻るのに、14日間位かかりました。

台風、水害、地震など、今や日本のどこでいつどんな災害があってもおかしくありません。私は、何かあった時の備えとして、慢性疾患で継続して服用しているお薬については、14日分位のストックはしておいた方が良いと思っています。

社会保障費の問題で残薬は減らしましょうという国の方針には沿う必要があります。ただ、セルフメディケーションというからには自分の身は自分で守らないといけません。そこで、慢性疾患で、病状が安定していて、処方が固まっているような場合には、ある程度の手持ち薬をストックすることが推奨されるべきだと思っています。

~薬剤師 鳥居英勝~

使い捨て紙マスクだけではなく、ガーゼマスクも入荷しにくくなりました。3日前のブログに紙マスクの代用に使う方法を載せたときにはまだ流通していたのですが・・・。

でも、ガーゼマスクは自分で作ることが出来ます。衛生剤として市販されているガーゼを使って、大きさを整えて24枚重ねにして、両わきを止めればとりあえずOKです。昭和12年生まれの父によると、戦時中はこのようにしてマスクを自分で作らされたとのこと。

もう一つ欠品騒ぎになっているのが、空間に噴霧するタイプの除菌剤です。

これも、代用になるものを作ることが一応可能です。次亜塩素酸ナトリウム系の空間噴霧除菌製品の溶液は、次亜塩素酸ナトリウムが主成分で、有効塩素濃度は200ppmです。ピューラックスを300倍に薄めると、主成分が同じ濃度になります。この薄めたものをスプレー容器に詰めてスプレーすれば、同じ役割を果たしてくれます。

ただ、ピューラックスの本体には、「噴霧に使ってはいけない」と記されています。ピューラックスは医薬品なので、定められた用法以外には使わないことが原則。ですので、あくまでも同じ成分・同じ濃度の溶液を作るための情報として認識なさって下さい。

ちなみに、市販されている空間噴霧除菌製品には食品添加物扱いの次亜塩素酸ナトリウムが使われています。食品添加物扱いであれば、空間噴霧に使っても良いということになっています。

~薬剤師 鳥居英勝~