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老い その2

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先日、老化防止のために良い水を飲むと良いかも知れないと記したが、案外的を得ているかもしれない。

というのも、細胞を老化させる最大の要因は、活性酸素。体液中の活性酸素を除去できれば細胞の老化を防ぐことが出来る。

抗酸化物質として、ビタミンC・ビタミンE・フラボノイドが知られている。フラボノイドにもいろいろな種類があって、イチョウの葉エキスが効率が良い。

抗酸化物質による効果は体液→血液→細胞と広範囲に及ぶ。この中で、血液の酸化防止は重要で、血液の粘度を下げて血流を良くすることにつながる。

血流が良くなれば、頭はスッキリするし目や耳の働きも良くなる、皮膚には栄養が届くのでみずみずしくなるし、筋肉に血が流れるので痛みにも良い、損傷した関節の回復の助けにもなるだろう。体中に血がめぐれば冷えの解消にもなるし、子宮を中心とした女性器官に血がめぐればその機能が高まることが期待できる。また、代謝が良くなるので肥満解消にもなるし、低体温が改善されて免疫力もアップするだろう。

血の流れを良くするための色々なお薬や健康食品があるが、その基礎になるのが抗酸化物質ではないかと思う。抗酸化物質を適度に摂取して、動くことで、サラサラした血液が全身にながれて、上に記したような効果が期待できるのではないか。

話が水からそれて血になってしまったが、血液を構成しているのは水だから関連している。きれいな水を摂取し、良い血液を造ることが老化防止のみならず快適な生活を送るために大切な事だと思う。

      ~薬剤師 鳥居英勝~

餃子のこと 24/2/1

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宇都宮が餃子消費量日本一から陥落したらしい。このことには、原発事故が影響しているのではないだろうか?

これまで、餃子の人気店には土日ともなると昼から夜まで行列ができていた。東京や神奈川から旅行を兼ねてきたという若者にもあったことがある。

事故以降、福島からより遠いところに住む人が、あえて福島原発に近いところに出向いて食を楽しもうと思うだろうか?セシウム汚染は風評ではなく実害である。今日の国会中継でも、福島原発から300km四方ではセシウムの影響が懸念されているとの話があった。

東電にひとこと言ってやりたいというのが、餃子で町おこしをしてきた人達の今の心境だろう。

放射性物質の問題は、まさに現在も進行中である。今日も夕飯を食べる子供の顔を正面にみながら、大丈夫なんだろうかと考えてしまった。

いくら遠くのものを食べようとしても限界がある。事故から約11ヶ月たち、多少気が緩んだのか、セシウムを気にすることを忘れてしまうこともある。

悪い意味で慣れてしまっている。今一度気を引き締めて、毎日の食生活で『安全な食材を使うこと、リスクの高い食品は口にしないこと、細胞の健康を保つ栄養学を実践すること』を心掛けたい。

      ~薬剤師 鳥居英勝~

老い 24/2/1

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髪が抜ける、歯が抜ける、目は見え難くなり、膝と腰は弱くなる。集中力が続かない、忘れっぽくて、疲れやすくなる。筋力は弱って、持久力が続かない。食欲がなくなり、肌のハリがなくなる。

思い当たる老化現象を列挙してみた。

これらは全て、漢方でいうところの腎・脾・肺の機能低下と関係が深い。特に腎との関係が深い。『補腎』といって、腎を養っていくと老化を防ぐことが出来るいわれている。

腎脾肺を並べて見ると、これらは全て、『身体の水液代謝をつかさどる要諦』であるということに気づく。腎脾肺の機能低下=水液代謝機能の低下。ということは、老化には水が深く関わっているのではないか。

体内に老廃物を残さず、いつもきれいな水がめぐっている状態が、細胞を若々しく保ち、機能を元気に保つのに必要なことなのではないだろうかと思う。そうなると、きれいな水を飲まなくてはならない。

書きながら、自分でも多少の論理の飛躍を感じるが、漢方の考え方としてはそんなにおかしくはない。北京中医薬大学に通っていた時に、先生が『ミカンのしぶかわには血の巡りを良くする作用があると思う。理由は、広げたときの形が血管網のようだからである』と真面目に言っていたのを聞いた覚えがある。今から15年くらい前のことである。その後、正にミカンのしぶかわに『ヘスペリジン=ビタミンP』が多く含まれていて、このヘスペリジンには血流を良くする作用があることがわかり、現在健康食品に配合されている。漢方的なそれなりの根拠から導き出した結論の科学的証明はあとからついてくるのが漢方の掟である。気にせずに考えて参りたい。

きれいな水とは何か。クラスター(水分子がくっついた状態)が小さく、不純物が少ないものが良い。活性水素水(活性酸素を除去する)であればなお良い。ミネラルも適度に含んでいると良いだろう。

毎日このようなきれいな水を摂取し、身体をあたたかく保ち、適度に身体を動かす。そうすることで、細胞の代謝・老廃物の排泄がうまくいき、身体の若さを保つカギになるのではないかと思う。

      ~鳥居 英勝~

地震が必ず来るようである。先日ニュースで南関東直下型地震が4年以内に70%以上の確立でおきると報道があった。東大の研究者が根拠を元にして発表している。

易学の専門家も、今年大きな地震があると予告している。易とか占いとかには科学的根拠が感じられないため軽視していたが、易学は長い時間をかけて自然現象から導き出した統計学であろう。漢方も、理論の根拠は同じである。実際に漢方の理論に従って正しく治療をすると効果がある。易学者の予告を無碍にすることは適当ではない。長年をかけて積み重ねたデータを元にした統計学から導き出された結論として、参考にするのが適当だろう。

早急に、関東近辺で直下型地震が起きた場合への備えが肝要である。

もしも起きてしまった場合、このあたりでは大規模な電力の不通がおきるだろう。そうなったら水道、ガスを合わせたライフラインも不通になってしまう。テレビやラジオは大丈夫なのだろうか?東京がやられたらそれらの発信元がだめになって、何の情報も得られなくなってしまうのではないだろうか?電気も水道もガスも情報も途絶えた中で、復旧を待つ間生き延びるための準備をしなければならない。

第一に、水・食糧・電力を確保する必要がある。水はペットボトルを買い込んでおけば良い。食糧は、何としても米と塩・味噌醤油は確保しておきたい。電力は、灯油・発電機・ガスコンロとカセットガス。これは必要である。寒い今の時期は、石油ストーブもなければならない。乾電池もあった方が良いし、充電式乾電池もあれば助けになるだろう。発電機から各電器機器を連動させる工具や技術も必要になる。

幸いにもここ鹿沼市は、地盤が安定しているし津波も来ない。日照時間も長く、水も豊富である。これまでやったことなかったが畑を耕して食べ物を作ることも必要になってくるかもしれない。その時に備えて種と肥料も買っておくべきか。

これだけしておけば、とりあえず生きるには困らなそうである。

 

地震の規模によっては、国内の全てが大変な状況に陥る可能性も否定できない。北海道から沖縄にいたる広範囲で、地震によるインフラの破損によるライフラインの断絶、津波・原発事故による大規模な環境被害が起こる恐れもある。仮に発電所や送電網の要所がやられてしまったら、電気の回復は容易ではない。

そうなった時だれが助けてくれるのか?日本の被害の少なかった場所の人達、海外の救援隊、自衛隊の方たちが頑張ってくれることになるのだろうが、ライフラインが復旧するまでだけでもかなりの時間を要しそうである。

また、日本の経済はどうなるか?株価暴落、国債の信用低下、円安、インフレ・・・。どうにもならない。

悲観的になってもしょうがない。まず、生き延びる準備をしておこう。阪神の大震災のときは、タンスの下敷きになって被害にあう方が多かったそうである。寝ているときは無防備である。寝室にある倒れてきそうな物をよけることから始めようと思う。

       ~鳥居英勝~

見方を変えると、というよりも角度を変えてみると新しい発見があるらしい。ここ数ヶ月間高速道路を利用することが多いのだが、昨日バックミラーを通して自分の顔をみたときふと気づいてしまった。

頬骨の辺りにシミがある。洗面台に立って正面からみたのでは気づきにくい場所である。学生時代に真っ黒に日焼けした後遺症が今頃出てきたらしい。そういえばその当時、20年くらいするとシミになるぞといわれたのを覚えているががその通りになってしまった。まさに老化の証である。

自身の美容には頓着がないので放っておいても良いのだが、顔中に拡がっても困るので何かいい対策はないか考えてみた。

このような場合、皮膚科ではトランサミン(トラネキサム酸)+シナール(ビタミンC+パントテン酸)を処方する。

トラネキサム酸で血管外への出血を防ぎシミの元を断ち、合わせてビタミンCとパントテン酸でメラニン色素の形成を抑制しながら既成メラニン色素の還元を促進する。続けるうちに確かにシミが薄くなることが分かっている。

またある学会誌で、ビタミンCとビタミンEとパントテン酸を一緒に服用すると、色素沈着が防げるという論文を読んだことがある。市販だとハイチオールCがこの処方である。これもなかなか効果的のようである。

トランサミンもシナールもハイチオールCも、手を伸ばせば取れるところにあるのだが、この際自然薬でどうにかしてみようと思う。

大事なのは、『血管から血がもれるのを防いでシミの元を断つことと、抗酸化作用によってメラニンを防ぐ』こと。これは、ちょうど田七人参とフラボノイドで代用できる。

田七人参は、血管外からの出血を防ぎ、かつ血管内の血流は良くするという、相反する作用を有している。

フラボノイドには、抗酸化作用がある。いろいろな種類がある中で、イチョウ葉エキスが多くのEBMをとっており信頼性が高い。中でもドイツのシュワーベ社の製品が不純物が少なく、成分の含量が安定しているので良い。(シュワーベ社のイチョウ葉エキスは、ドイツとフランスでは医薬品として認可されている。)

この2つを併用して、今日からシミ改善の図ろうと思っている。2ヶ月後、ターンオーバーを2回経た頃には薄くなっていることを期待している。

      ~薬剤師 鳥居英勝~

ブログです。健康には全く関係ない話で恐縮です。

今日の下野新聞、イチローのインタビューをご覧になったでしょうか。体力低下説に対して、痛快な意見を展開。『体力は落ちてない。そんなことを言う人と話しても面白くも何ともない。』とのこと。素晴らしい自信である。シーズンオフの今は、お腹がすいたらご飯を食べるように毎日筋トレとランニングをしているそうである。

とはいっても、人間誰しも筋力・瞬発力・神経の反応スピードは、嫌でも落ちるものである。スポーツ選手であれば、それを補うのが経験や技術であろう。今年200本安打を達成できなかったイチローだが、来年は経験にものをいわせて記録達成して欲しい。

そして、それでも第一線で活躍するのに無理がでたときには、潔く現役を引退し、後身の指導に尽力してもらいたい。スポーツ選手は引き際が大切である。

 

旧友が尋ねてきた。腐れ縁の仲である。黒服姿でおかしな名刺を持ってきた。怪しい雰囲気である。何でも宝石の買い付けをしているらしい。

『親を泣かすようなことをするなよ、正しくやれよ』と諭す。容姿で判断するのは良くないと思ったが、悪徳な商売をしているような気がして一言釘を刺しておいた。本人によると、真っ当なやり方で仕事しているそうである。その言葉を信じよう。

どんな商売でも、服装は大事である。ましてや飛び込みの営業職の場合はなおさらである。黒服の、衣装だかスーツだかわからないような格好ではまともに相手にされるはずがない。

うちには多くの営業の方がおみえになる。怖さを与えず、堅苦しくなく、気持ちよさを感じるのはどんな格好だろうか。

男性であれば、やはりスーツだろう。流行に左右されないフォーマルなのが良い。色は紺。靴は当然黒。ちょうど、医薬品メーカーの方がこのような格好である。

この方たちは、病院に行く機会が多く、そこでは医者や患者さんなど多くの人の目に触れる。万人に対して当たり障りなくいやみを与えない服装がこの格好なのだろう。

くすり屋という仕事柄、白衣が仕事着の私だが、うっかりすると汚れた白衣で店頭に立っていることがある。これからはより気を付けよう。

      ~薬剤師 鳥居英勝~

昨日、日本歯科大学准教授・原先生の講演をきき、色々なことを知ることができました。

テーマは日本人の味覚。要旨を抜粋します。

・日本人は、米粒を主食としているため奥歯の使い方が上手い。奥歯で穀類をすりつぶすように食べることが出来る(パンなどのやわらかいものを噛むときは切るように噛んでいる)。そして、すりつぶされた食べ物と唾液が舌の奥の脇にたくさん触れ、うまみを感じることができる。東京には世界一多くの国のレストランがあり経営が成り立っているが、それは日本人が味覚を感じる力が高いためである。

・正しく噛むためには正しい姿勢が大切。椅子に座ったら足は地に着け、出来れば指で床をつかむようにする。背筋を伸ばす。背もたれに寄りかからない。頭はやや前加減で、顎は首のやや前に出る位置に(食器を手で持って食べることがそのためには必要)。足が地に着いたほうが良いのはその方が力が入るため。正座でも良い。

・やわらかいものでもよいので、とにかく何度も噛むことが大切。子供の頃から硬い物をバシバシ食べさせるのはすすめられない。奥歯が摩り減ったり、筋肉が硬くなって頭痛や肩こりにつながる。

・こってりしてうまいと感じるのは、脂肪・糖分・アミノ酸によるもの。牛丼はこの条件を満たす。ある意味習慣性(中毒)のようになってしまう。

・ミライ(舌の味を感じるみらい器官)は、成人で1000~2000個。胎児と乳幼児では10000個もあり、舌だけでなく外皮にまで存在している。胎児は母体の中で羊水を味わっている。その味の多くはアミノ酸でうまみである。胎児はうまみを感じている。

※妊娠中に甘い物を沢山食べていた母親の子供は、糖尿病になる確立が高いという論文を読んだことがある。その原因の1つには、胎児のときの味覚が関係しているのではないだろうか。羊水の糖度が高ければ、甘いという味覚を強く受けていたがために産まれた後にもその味を欲しがり多く食べてしまう。その結果、糖尿病になる確率が高くなるのではないかと推測される。

・現在の食育は、栄養素のことばかりいうが、正しい姿勢で正しく噛むことが実は大切である。そうすることが、栄養素を良く吸収できる体内環境を造るのである。

※正しい食事(栄養素)と、正しい食べ方(姿勢と噛み方)の両方が大切であろう。

・ベットや布団に横になったままで食べると、しっかりかめないし嚥下も上手くいかない。状態を起こして、座位でもよいので上記のようにして食べると良い。

      ~薬剤師 鳥居英勝~

待ちに待った坂の上の雲第三弾が始まった。冒頭の渡辺謙のナレーションがまた良い。その中で、印象に残った言葉がある。『明治維新後の日本。少しの記憶力と向上心と学問に対する努力があれば、一般階級の誰でもが大きくなれた時代である』との言葉。

この中で何が印象に残ったかというと、『記憶力は少しあれば何とかなる』ということ。子供の頃から学校の勉強、ことに暗記物についてはてんで自信がなかった私にとっては頼もしい言葉である。

記憶力といえば、ある御仁から『記憶力は年とともに悪くなるが、その分理解力は増していく』と聞いたことがある。これも嬉しくなる言葉である。

これを聞いたのは15歳のときで、その時はそんなものかな~くらいの印象だった。それから四半世紀を経た今、その言葉を体感として実感できる。おそらく経験力という若い頃にはない力が、理解力を高まらせるのだろう。

自分なりに、記憶力を高めるためには、とにかく興味を持つことだと考えている。年と共に記憶力が減少するのはやむを得ないが、興味力でそれをカバーしていきたいと思う。

      ~薬剤師 鳥居英勝~

若い女性のダイエット、食べずに体重を減らすのが良くないことは周知の事実です。食べずに痩せると、筋肉が落ちてしまうので基礎代謝量が減少してしまい、減食終了後のリバウンドの原因になります。良く動き、適切な量を食べることが大切。1ヵ月に落としていい目安は1.5kgとのこと。

外から何も摂らずに内側だけで何とかしようとすると、いずれ体力は消耗して健康を害してしまいます。

昨今の不況のニュースを見ていて、経済も一緒だなと感じます。増税によって国の中でお金をまわしても、それだけでは日本の経済は良くなりません。資源が乏しく、エネルギー・食糧などを外国から買わないと生きていけない日本は、とにかく外貨を稼ぐ以外に発展する道はない。

外貨を稼いで、内需も活性化させることの二本立てが、日本の景気回復には必要。

ダイエットは痩せようとして一苦労、日本は豊かさを失わないようにと一苦労。次元が違い、目的も真逆ですが、大事にしなければならない原則は人も国も一緒だなと感じます。

      ~薬剤師 鳥居英勝~

今朝子ども達を保育園に送る車中で考えた。この所仕事でもプライベートでもかなりハードなのだか疲れを感じない。朝は気持ちよく目覚めて早くから良く動けるし、ご飯もおいしく食べられる。多少のストレスは日常的にあるが溜まるともなく、それが原因で体調を崩すこともない。若い頃のような筋力はないが、動作時に非力を感じることもなくすぐに疲れることもない。ハードに動けば多少力が入らないこともあるが少し休めば元に戻る。そして夜は早目の決まった時間に、短い時間で眠ることが出来、朝は早く目覚める。まさに、子供のときの状態である。

即ち元気な状態とは、子供のときと同じ感覚で生活できることではないか。病気がないことが元気なことでは決してない。

仕事柄健康には気を使っている。玄米食を中心とした食養生、暴飲暴食はしない、早寝早起き。足りないのは運動くらいである。そして、疲れる前の栄養剤服用。

それらが子供のときのような感覚の源であると感じている。

      ~薬剤師 鳥居英勝~

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