せきや痰を止めるのに、ビワの種が有効です。
<作り方>
①ビワの種15個ほどを、割らずにそのまま水洗いする。
②600mlの水で45分くらい中火で煎じる。
③これを1日2~3回に分け、あたたかくして飲む。
その日のうちに飲みきりましょう。
~薬剤師 鳥居英勝~
せきや痰を止めるのに、ビワの種が有効です。
<作り方>
①ビワの種15個ほどを、割らずにそのまま水洗いする。
②600mlの水で45分くらい中火で煎じる。
③これを1日2~3回に分け、あたたかくして飲む。
その日のうちに飲みきりましょう。
~薬剤師 鳥居英勝~
黒豆の煮汁は、せき・のどの痛みに有効です。
<作り方>
一回量として、黒豆大さじ2杯(20g)を水からゆっくり煮て、煮汁を飲む。
このとき甘味はつけないか、ごく少量に。数日分を作りおいてもよいが、
薄味なので保存に注意を。
※おせち料理にあるような黒豆の甘煮の煮汁を利用してもよいが、糖分が
多いと乳酸が増えて疲労の原因になる。
<黒豆茶>
黒豆20gを中火で炒ってから、水300mlを加え、半量になるまで煎じる。
これを1日量として、そのまま、あるいは独自のにおいが気になるときは、
黒砂糖を少々加えるか、ほうじ茶で割って飲む。
~薬剤師 鳥居英勝~
せきや声枯れには、レンコン湯が効きます。
〔作り方〕
①生のレンコンを、皮や節をそのままにしてすりおろし、ガーゼなどでしぼる。
②お湯で2~3倍に薄め、1日2~3回飲む。
※せきが強いときや発熱を伴うとき、喘息や百日咳など特に強いせきには、
ショウガをすりおろして加えた「ショウガレンコン湯」がおすすめです。
~薬剤師 鳥居英勝~
急に40度ぐらいの熱をだし、のどをみると扁桃腺が赤く腫れ上がっています。
とくにものを飲み込む時にひどく痛がります。
扁桃炎は乳児では比較的少なく、年長児に多くみられます。
ある種の扁桃炎の2~3週間後におこる合併症に急性腎炎が
あるので十分な治療が必要です。
扁桃炎自体は、他の子にうつることはありません。
~薬剤師 鳥居英勝~
かぜなどの鼻やのどの炎症につづいておこることが多く、38~39度の熱をだし、
耳の痛みがひどくなります。
ただ、膿がでますと熱も下がり、耳の痛みも和らぎます。
なるべく安静にさせ、水分の豊富な食事を摂りましょう。
耳の痛みがひどいときは、耳の周りを冷やすと良いです。入浴は避けましょう。
他の子にうつることはありません。
~薬剤師 鳥居英勝~
とくに病気ではないのに標準よりも体温が高い健康な幼児がいます。
これは生理的な高体温で心配はいりません。しかし、この微熱が生理的
なものか、あるいは病的なものであるのか、はっきり見極めるために、
健康なときの体温を測定しておく必要があります。
また、夏場に高温多湿の日々が続くと、2歳以下の乳幼児では体温の
上昇が続くことがあります。
これは夏季熱といわれるもので、風通しのよいところへ寝かせたり、
涼風をあて、水分を十分に補給しますと自然に熱もひきます。
この発熱は、他の子にうつることはありません。
~薬剤師 鳥居英勝~
名前の通り、ある日突然顔が赤くなる病気です。
初めは粟粒大の赤い発疹が、融合して一面赤くみえます。両頬にチョウが羽
を広げたような形や、平手打ちのあとのような形で赤く盛り上がってみえます。
腕、太ももにも指の頭ほどの輪のような赤い発疹が広がり、やがて発疹の中央
の色が抜けてつながりあい、レース模様を作ります。
半数の子供に痒み・ほてりがあるようです。顔の発疹は出たり引っ込んだりしな
がら2~3週間続くことが多いようです。
妊婦が感染すると流産の原因となることがありますので、注意が必要です。
潜伏期間:4~14日
全経過:2~39日(平均11日)
うつる期間:発症前数日~発症後1週間位
〔ワンポイント〕
リンゴ病はあまり重い病気ではなく放っておいても自然に治ります。
痒がるようなら、痒み止めの薬を塗ると良いでしょう。
~薬剤師 鳥居英勝~
溶連菌感染症は、溶血性連鎖球菌という細菌に感染しておこります。
急な発熱とのどの痛みがあり、のどの奥が真っ赤に充血し、白や黄色の
膿状のものが見えることもあります。医師の診断を仰ぎましょう。
全身に発疹の出る猩紅熱の場合、発熱後1日で顔などに赤い発疹ができ、
2~4日目には舌がイチゴのように赤くブツブツします。
その後、手足の先から皮がはがれ落ちます。
水分を十分に補給し、発疹のある間はお風呂をひかえましょう。
潜伏期間:2~7日
全経過:約2週間
うつる期間:発症前数日から発症後2週間(期間中は自宅隔離)
〔ワンポイント〕
溶連菌感染症は抗生物質による治療が行われます。
治療が十分でないと症状が良くなっても菌が生き残り、
治りにくい腎炎やリウマチ熱などを併発することがあります。
医師の指示を守り、薬をきちんと飲ませて完全に治すことが大切です。
~薬剤師 鳥居英勝~