乾燥していると、つい唇を舐めてしまいがちですが、舐めても一時的にうるおうだけで、
唾液が蒸発するときに元からある唇の水分まで奪ってしまい、かえって乾燥を助長
させてしまいます。
唇の乾燥防止には、リップクリームを塗ることがおすすめです。
唇に細かく亀裂が入って皮が剥けやすくなっているときは、寝る前に
リップクリームを塗った上からラップパックをして、その上にマスクをする
と効果的です。不織布タイプのマスクを使えば息苦しくなることもありません。
~薬剤師 鳥居英勝~
乾燥していると、つい唇を舐めてしまいがちですが、舐めても一時的にうるおうだけで、
唾液が蒸発するときに元からある唇の水分まで奪ってしまい、かえって乾燥を助長
させてしまいます。
唇の乾燥防止には、リップクリームを塗ることがおすすめです。
唇に細かく亀裂が入って皮が剥けやすくなっているときは、寝る前に
リップクリームを塗った上からラップパックをして、その上にマスクをする
と効果的です。不織布タイプのマスクを使えば息苦しくなることもありません。
~薬剤師 鳥居英勝~
ウィルスの感染によって起こります。手のひら・足の裏・ひじ・ひざ・口の中などに
米粒大の水疱を伴った発疹ができます。痒みはありません。
口の中にできた水疱はすぐに破れ、痛みがあるため、食べることを嫌がります。
2~3日から1週間で水疱は自然にしぼみ良くなります。あとも残りません。
ただし経過中にひどく不機嫌になったり、吐き気などの症状があるときには
軽い病気とあなどらず、早めに医師の診断を受けましょう。
潜伏期間:2~7日
全経過:約1週間
うつる期間:発症後約5日間
〔ワンポイント〕
地域的・突発的に流行し、感染力の強い病気です。口の中に水疱が
できている時が一番感染力が強いので、他の子供に近づけないよう
にしましょう。短い間ですので食事はのどごしの良い柔らかいもので
乗り切ります。入浴は発疹が消えればかまいません。
~薬剤師 鳥居英勝~
家庭でも気軽に使える生薬とその薬効を紹介します。
普段の食生活の中に上手に取り入れると良いでしょう。
〔辛開類〕桂皮(けいひ・・・シナモン)、紫蘇、生姜
からだの表面を開いて、冷えやウィルスなどの外邪を追い出す作用をもつ生薬です。
ピリッツとした辛味が特徴で、風邪の初期や冷えなどに使います。
〔温中類〕生姜、山椒、ウイキョウ・・・フェンエル
おなかを温めることで、からだ全体を冷えから守る作用があります。
冷たいもののとりすぎによる腹痛や下痢、月経痛などにおすすめです。
〔収斂類〕烏梅、五味子
酸味のあるもの。からだの表面を引き締めて、発汗によって体内のエネルギー(気)
が不用意にもれるのを防ぐ作用があります。
※酸梅湯(さんめいたん)はこの類の代表例です。
〔活血類〕番紅花・・・サフラン、紅花・・・ベニバナ、らっきょう、韮花
血のめぐりをよくする活血作用をもつ生薬です。
月経痛や慢性的な肩こりに悩む人におすすめです。
~薬剤師 鳥居英勝~
婦人科系の症状によく使われる生薬に「当帰」があります。
血を補う作用とめぐらせる作用があり、月経痛にも即効性があります。
当帰はちょっと味にくせがあるため、料理には使いづらいのですが、
味の濃いソースに煎じ汁を加えると違和感なく摂ることが出来ます。
~薬剤師 鳥居英勝~
ハードな生活が続いていたり、なんとなく疲れやすくて元気が出ないときには、
もち米、ナツメ、ハスの実、小豆、ピーナッツ、クルミ、ゴマ、ヤマイモなど、からだを補う作用
のある食べ物をとりましょう。
早めに休むことも大切です。
~薬剤師 鳥居英勝~
目の疲れを日常的に感じている人は、かなりの数にのぼるはず。
目の疲れを長引かせないためには、目を適度に休ませることが何よりも大切です。
ふだんパソコンの画面をずっと見て仕事をしている人などは、特に注意が必要です。
目の疲れは、「肝」と深い関係にある症状です。そのため、食材としては、
肝の機能を養うレバー、菊花、クコの実、はぶ茶などがおすすめです。
これらの食材を上手に摂ることで、肝の気血をめぐらせる機能が働いて、
目に十分な栄養が行きわたり、目のしょぼしょぼ感、疲れやすい、かすみ目など
の症状がやわらぎます。
~薬剤師 鳥居英勝~
なんとなく気持ちが落ち着かない、イライラするというときには、百合根が効果的です。
百合根はくせがなく、だれにでも好まれる食材です。
漢方薬としても、鎮静作用・肺を潤して咳を止めるなどの目的で使われます。
調理法を1つ紹介します。
水でもどしたナツメと百合根をやわらかくなるまで煮て、最後にハチミツで味付けをすると、
温かくても冷めてもおいしく食べられます。
~薬剤師 鳥居英勝~
口内炎には、痛みや炎症が強い急性のものと、治ったかと思うとまたできる慢性のものとがあります。
急性の口内炎は、熱をとりのぞいて化膿を防ぐ、ニガウリやキュウリ、大根などがおすすめです。
炎症を悪化させないために、とうがらしや山椒などの香辛料や、あぶらっこいものは控えるようにしましょう。
一方、くりかえす口内炎は、炎症をおさえるだけではなく、からだの潤いやエネルギーを補って、抵抗力を
つけることも大切です。
このタイプの口内炎には、レンコン、梨、牛乳などがおすすめです。
~薬剤師 鳥居英勝~
酒を飲んだあとや、二日酔いのときにおすすめしたいのが、ハトムギや冬瓜などの食材です。
飲みすぎによってからだの中に滞ってしまった水分と熱を取り除く作用があります。
※ハトムギは、お茶やヨクイニンという名前で製剤としても市販されています。
~薬剤師 鳥居英勝~
食べすぎでおなかがちくちく痛んだり、胃がもたれたりするときには、消化作用のあるサンザシや大根などの食材を上手に使うと、早く胃がすっきりします。
サンザシには、消化を促進して胃の滞りをとりのぞく作用があります。
生で食べることもできますが、たんぱく質を分解する作用があるため、肉などの煮物に加えるとよいでしょう。
~薬剤師 鳥居英勝~