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『ストレス』強くかかった状態が長く続くと、ホルモンのバランスが崩れて月経のリズムが乱れ、不妊へとつながることが多いです。

それを防ぐための対処法は・・・
①疏肝解欝
②理気活血

これにより、気血のめぐりを整えて、月経周期をもとの状態に戻して行くことを図ります。
また、排卵障害の改善にもつながります。

月経周期が乱れる・生理前に乳房が痛むほど脹る・イライラ・怒りっぽい・憂鬱・ため息・おなかが脹る・ゲップが多いという症状は、ストレスで身体が参っていることを現す重要なサインです。
運動などを合わせてストレスを解消することが大切です。

       ~国際認定中医師 鳥居英勝~

『極端にやせている場合』には、まず身体の基礎を整えなければなりません。具体的な対処法は・・・

・気血を補う。そして、腎の機能を高める。

大切なのは、『身体の基礎と機能を高める』ことです。

妊娠・出産を考える場合には、早めに対応すると良いでしょう。

       ~国際認定中医師 鳥居英勝~

『高齢出産』近年では、栄養状態の改善や、人工授精・ホルモン療法などで、45歳までが出産可能年齢と言われています。

高齢出産の場合、自然妊娠でも、人工授精・ホルモン療法を行う場合でも、『腎の状態を高める』ことがとても大切です。

中医学では、妊娠・出産には『腎の機能』がとても大切であると考えています。

腎の機能は、加齢と共に自然に低下します。逆に言うと、腎の機能が十分に働いているということは、身体が若々しい証拠にもなります。

低下した腎の機能を補うことは、高齢における妊娠・出産を実現するために大切です。

また、加齢に伴う排尿の障害や、腰膝の弱りを和らげるのにも役立ちます。
証に合わせて『補腎』を行うと良いでしょう。

       ~国際認定中医師 鳥居英勝~

『初潮が遅かった場合』この状態は、『先天的に腎の機能が弱い』体質であることが考えられます。

腎の機能が弱い体質は、生理機能の弱さから不妊症になったり、更年期症状が強く出ることになる可能性があります。

この場合、中医学的には『腎の状態を高める』ことが必要になります。

       ~国際認定中医師 鳥居英勝~

『胚移植後』すなわち、『人工授精後の受精卵を子宮内に移植した後』には、安胎法により流産予防を心がけることが大切です。

補腎、補脾作用がある方剤には、安胎作用があります。
もともと疲れやすかったり体力が弱い方は特に、このような漢方薬を服用すると良いでしょう。

       ~国際認定中医師 鳥居英勝~

『排卵誘発剤』は、卵子を作り排卵を促す薬です。言い換えれば『身体を強制的に卵胞期にする』薬です。

中医学的には、排卵誘発剤服用下では、『補陰剤を増やして、陽は余り増やさないようにする』ことが大切です。

卵胞期は陰が極まる時期です。周期療法ではこの時期に腎陰を補う対応をとります。
自然なホルモンバランス下で生じる卵胞期は別として、『強制的に卵胞期をきたすようにもってくる排卵誘発剤』服用下では、陰の消耗が激しくなります。

排卵誘発剤を長期にわたって服用すると、卵巣が腫れる卵巣過剰刺激症候群や、卵巣の反応の低下になりかねません。
事前に『漢方薬による周期療法』を行い身体造りをすることで、排卵誘発剤の効果が出やすくなります。また、周期療法と排卵誘発剤を併用することで、ホルモン剤の身体への負担が軽くなります。

       ~国際認定中医師 鳥居英勝~

『続発性不妊』出産後に次の妊娠ができないことをいいます。
中医学的には、“腎の機能が低下”していると考えます。
対処法は、『補腎』を基礎として、体質に合わせて次の方法をとります。

①養血
②活血化お
③気血双補

出産後に無理をしてゆっくり休めなかったり、悪露が下りなくて身体に負担がかかったりすると、『続発性不妊』がおきることがあります。

       ~国際認定中医師 鳥居英勝~

『習慣性流産』中医学では、“基本的に腎の機能が弱い体質”と考えます。

改善のために、主に次の対処法をとります。

①補腎健脾・・・腎陽を補い、健脾により気血を高める。
※そもそも脾と腎の機能を高める方剤には、安胎・養胎薬が多いので、それ自体が流産の予防になります。

②養血・・・血を増やす

③活血化お・・・血をめぐらせ、滞りをなくす。

また、抗リン脂質抗体陽性により流産を繰り返す場合には、『活血』に主眼をおき対応することで、良い結果が得られています。

       ~国際認定中医師 鳥居英勝~

『卵管障害』卵管の詰まりは、不妊症の原因の一つです。
中医学的には、感染症と子宮内膜症を主たる原因と考えます。

対処法は次のようになります。

①感染症の場合:湿熱をとる
②子宮内膜症の場合:気と血の滞りを改善する
※子宮内膜症の原因は様々です。証にあった治療を施し、必要に応じて周期療法を取り入れると改善率が高まります。

また、排卵期に理気活血を施すことにより、スムーズな排卵を促します。
周期療法を併せて行うことが大切です。

 

      ~国際認定中医師 鳥居英勝~

『着床障害』せっかく受精卵が子宮に到達しても、着床がうまくいかないと妊娠にはいたりません。

着床障害は、子宮内膜の問題と考えて、中医学的には次の対処法をとります。

①血の流れを良くし、滞りを改善する
②血を補う
③陽を高める

これらは、健康な子宮環境を作るための方法です。
これにより、適度な厚みの温かい子宮内膜が整い、その結果着床しやすい子宮環境になります。

そのような状態は、赤ちゃんにとっても“心地良いベット”のようなもので、妊娠後に赤ちゃんが元気に育つためにも大切です。

       ~国際認定中医師 鳥居英勝~