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気圧や気温が大きく変化したあとは、その日を入れて1~3日以内に歯周病が悪化するということがわかっています。

気候の変化の条件を細かくみると、『1時間ごとの気圧が急激に低下した日の2日後』と『1時間ごとの気温の上昇が大きかった日の翌日』に発症するケースが多かったとのこと。

理由として、気圧や気温の変化が、自律神経やホルモン分泌、循環器系に影響したり、歯周病の原因細菌の増殖に関与するなどして、慢性歯周炎の急激な悪化を引き起こす可能性があると考えられているようです。

そういえば、ある歯医者さんから『抗生剤は3日目から効きはじめる』と教わったことがあります。良くも悪くも、歯周炎は『刺激を受けてから数日後に変化があらわれる』ものなのかも知れません。

~薬剤師 鳥居英勝~

漢方医の触診の技、手袋型センサーで可視化へ。ベテランの医師が患者の腹部を触り、硬い・軟らかいと判定した圧力値の範囲を算出し、・・・。何やかんやで、経験が浅い若手医師が診断する際の判断に役立てると同時に、ベテラン医師の触診のスキルを伝承するということらしい。

便利だなと思う反面、どうなんだろうとうなってしまいます。

若いころベテランの中医師の元で学んでいた時に、脈診について『あなたがそうかんじたら、そうだと判断して良い。』と教わったものです。(脈診:脈の特徴を知ることで全身の状態を推察する方法)

『治すことを山の頂上に登ることとすれば、こちらから登るルートもあれば、向こう側から登るルートもある。最終的に登れれば良い。』という言葉があります。『治療家によって、判断の仕方や治し方は色々ある』ということです。

脈をはかる、お腹の硬さをはかるなどの触診は、望問聞切の四診の一つで、診断の際の重要な要素です。臨床家は、『触る』以外の診断方法を加味してトータルで判断して、弁証します。

表題の技術は、硬さを数値化することによって、硬い、少し硬い、軟らかいなど、お腹の硬さを機械によって確定させてしまいます。漢方的な診断の際に重要な『触診』の部分で、判断を数値化による判定に頼ってしまうと、柔軟なきめの細かい判断と対応が出来なくなるのではと懸念します。

若いお医者さんにとっても、スキルを身に着けることのかえって妨げになってしまうのではないかとも思います。この技術が、結局便利なようで便利ではないということにならなければ良いのですが。

~薬剤師 鳥居英勝~

花粉症の季節です。30年来の花粉症の私にとっては勝負の時期です。

花粉症の対応としては、抗アレルギー剤による対処療法から、根本的な体質改善など、いろいろあります。

抗アレルギー剤は飲めば楽になるんだけど眠くなるのでできれば避けたい。体質改善はすれば良いことはわかっているんだけど長く続けられない。

そこで、今年は、2月初旬から強力な抗酸化物質のサプリメントを飲んでいます。炎症をやわらげるのが目的です。花粉が飛んでいる時期だけ飲めばいいので続けられそうです。もちろん一切眠くなりません。

今のところ、調子は上々です。

~薬剤師 鳥居英勝~

40代でよく運動をしていると、もっと年を重ねてからぼけにくいそうです。なぜなら、脳の重量が低下しないから。

動くことで脳の血流が良くなり、それが脳を小さくしない理由とか。

良く動けば、振動が脳に刺激になるでしょうし、刺激で骨も丈夫に保たれる。筋力が維持されてロコモ対策にもなる。

運動は百薬の長といえそうです。

~薬剤師 鳥居英勝~

様々な抗酸化物質がありますが、細胞膜を効率よく酸化から守ることができる素材としてアスタキサンチンが注目されています。

細胞膜は、外側は水溶性・内側は脂溶性。カロテノイドの一種であるアスタキサンチンは細長い構造をしていて、一方は水溶性で反対側は脂溶性、長さは丁度細胞膜の厚みといっしょ。

アスタキサンチンは細胞膜にすっぽり縦におさまって、膜の外側と内側の両方を酸化から守ってくれることが分かっています。

アスタキサンチンを食べさせて育てた鶏の卵は、黄身を箸で持ち上げられるほど丈夫になるそうです。

そういえば松田聖子さんがアスタキサンチンの化粧品のCMに出ていましたね。ほっぺたがつやつやでぽってりしているのも、この成分のおかげかも知れませんね。

~薬剤師 鳥居英勝~

健康食品のお話です。

本当に良いものは、決してたくさん造ることはできません。

というのは、原料にこだわると大量に造ろうと思っても限界がありますし、製法にこだわると手間と時間がかかります。

よって、正直に、自然の素材を使って良いものを造ろうとすると、1年間に造ることができる量は当然決まってくる。そして、出荷できる量も決まってくるものです。

『こんなに多くの方にのまれています。一か月分でなんとこのお値段。』など、マスコミで大々的に宣伝されている商品は、要注意。

本当に良いものは、数に限りがあり、コストがかかる分価格も高いものです。

~薬剤師 鳥居英勝~

4本足で歩く動物は便秘しないそうです。それは、直腸のところが“く”の字になり便が出やすいから。

人間の場合、腰を35度に前かがみに曲げることで、それと同じような体勢になります。

便秘がちな方は、トイレでは35度の前かがみで座ってみましょう。

~薬剤師 鳥居英勝~

食養生では『下に育つ食品は温める』といわれています。

地下にのびる植物性食品(根菜類・いも類・生姜・百合根・蓮根)や、水面下に育成する海藻類(わかめ・ひじき・昆布)など、下に育つものは身体を温めるようです。

『南でとれる果物は身体を冷やし、北でとれる果物は温める』『夏野菜は身体の熱を冷ます』など、知っておくと便利な食材の特性は色々あるものです。

~薬剤師 鳥居英勝~

著名なお医者さんが提唱するダイエット食、理屈はこうです。

一、まずご飯を食べる⇒血糖が早めに上がって満腹感を得る⇒おかずを余分に食べ過ぎない。

・・・理に適っているように思います。ただし、食後に血糖値が上がりやすい方は、先に野菜を食べて急激な血糖の上昇を防ぐことを優先させるべきでしょう。

二、たくさんご飯を食べる⇒エネルギーに変わって代謝が上がる⇒燃焼する(もちろん、たくさん食べた分運動して燃やさないといけません)

・・・もともと代謝が悪い人には向いていそうです。そもそも代謝が悪い人がカロリー制限だけで体重を落とすのはダメ。ダイエットをやめた後に必ずリバウンドしてしまいます。

炭水化物を一切摂らないダイエット方については、『身体の水分が外に出るだけで、根本的な肥満の解消にはならない』とこの先生は解説されています。

色々なダイエット方が知られています。身体に合った方法を選びましょう。

~薬剤師 鳥居英勝~

今日は節分。我が家でも、今夜は子供たちが元気に豆まきしてくれる予定です。

そのお豆ですが、実は小さい子供にとっては危険。というのは、間違って吸い込んで気管を塞いでしまう恐れがあるから。ナッツ類、特にピーナッツは、子供にとって気管にスポッと挟まってしまう大きさなのだそうです。

咀嚼と飲み込みが上手になり、万が一吸い込んでしまっても吐き出す力が十分に養えるようになる4才までは、お豆は食べさせないほうが良いようです。

~薬剤師 鳥居英勝~