「咳が長引いている」というご相談を多くお受けします。ほとんどの方が、痰が粘っこくて切れにくいとおっしゃいます。
これは、暑い夏の後の、秋口から冬にかけての特徴的な咳です。
汗で体液が消耗して、肺が乾いているのが主な原因。
このような場合、咳止めだけでは根本的な解決にならないので、合わせて肺を潤わせるケアーも施すことが大切です。
基本的には、「肺の乾きを潤しながら痰を切れやすくして咳をおさめる漢方薬」と、「体液を生み出させて肺を潤してくれる良質のアミノ酸製剤」を合わせるととても効果的です。こうすることで、粘っこい痰が切れやすくなり、咳が早く落ち着きます。
身体の状態はお一人お一人違うので、ご自身に合ったお薬をお飲みになることが大切です。
秋の味覚の梨も、身体を潤わせる食材として知られています。
~薬剤師 鳥居英勝~