いよいよインフルエンザが流行ってきました。
そのインフルエンザにも葛根湯は効果的です。ゾクッとしたら、できるだけ早く葛根湯を飲んでみてください。その上で受診すればOK。より早く症状が和らぐはずです。
初期は普通の風邪なのかインフルエンザなのかわかりにくいもの。葛根湯はどちらにも有効です。おかしいなと思ったらとにかくすぐに、お湯で溶かして温かくして服用しましょう。
~薬剤師 鳥居英勝~
いよいよインフルエンザが流行ってきました。
そのインフルエンザにも葛根湯は効果的です。ゾクッとしたら、できるだけ早く葛根湯を飲んでみてください。その上で受診すればOK。より早く症状が和らぐはずです。
初期は普通の風邪なのかインフルエンザなのかわかりにくいもの。葛根湯はどちらにも有効です。おかしいなと思ったらとにかくすぐに、お湯で溶かして温かくして服用しましょう。
~薬剤師 鳥居英勝~
『昭和の食事 その2』で、漢方薬が効きやすい体内環境を調えるために、植物エキス発酵エキス=酵素飲料が良いだろうと記しました。
現在、色々な酵素飲料が市販されていますが、質の良いものからそうでもないものまで色々あります。まさにピンキリ。そこで、良いものの条件をご紹介したいと思います。
まず、原料。どの製品も数十種類の野菜、野草、果物などを使っていると思います。大切なのは、それらの収穫時期と熟成に入るまでの保存状態。生理活性物質が高い時期に採取し、保存されて熟した状態で漬け込みに使われていれば最高です。
次に、製法。酵素は高温で不活化してしまうため、漬け込みから出荷までに加熱の工程があってはいけません。
最後に、熟成期間。植物エキス発酵液というだけあって、酵素飲料ができるまでには熟成・発酵する時間が必要です。発酵期間が長いほど、乳酸菌などの発酵代謝生成物が多くなるといわれています。
☆当薬局では、大高酵素という北海道の会社が造っている酵素製剤のうち、特選酵華をお勧めしております。
1日30mlを目安に服用すると、知らず知らずのうちに腸内環境は良くなり、代謝も良くなってきます。また、体調がすぐれない方はこれだけで元気になってくるものです。
そして、腸内環境が良くなり、細胞の代謝が良くなれば、証に合わせて処方した漢方薬の効き目も良くなると私は考えています。
~薬剤師 鳥居英勝~
『昭和の食事』で述べた漢方薬の切れ味が良い方の特徴から、漢方薬の効き目が良い身体造りの方法を考えてみます。
効き目が良い方の特徴として、『デトックスできている、代謝が良い、腸内環境が良い』が挙げられ、身体に現れる表現としては、『便通が良い、冷え症ではない、体温が高い、肥満ではない』といえると思います。
このような方は、何もしなくても大丈夫でしょう。
逆に、便秘がちまたは下痢気味、冷え性、低体温、代謝が悪くて動いても汗をかかず、太っている。このような方は、何とかしなければなりません。
では、てっとり早く、漢方薬が良く効く体質になるには、どうしたら良いでしょうか?
私は、植物エキス発酵液(=酵素飲料)を飲むと良いと思います。
良質な植物エキス発酵液には、ビタミン、ミネラル、酵素、そして乳酸菌がたっぷり含まれています。続けて飲んでいるとデトックスになるし、ビタミンミネラルの働きと、体内酵素が消化ではなく代謝酵素に回ることで細胞の代謝が良くなる、乳酸菌が豊富なので腸内環境が良くなる、このようにな体内環境になってきます。昭和の食事を摂っていた頃は、自然にこうなっていたのでしょう。
腸内環境が良くなって、代謝も良くなれば、それだけで元気になります。そして、漢方薬は間違いなく効きやすくなると考えられます。
※生薬には、腸内の善玉菌による代謝を受けて活性体となって効果を発揮するものもあります。腸内環境が良く、善玉菌がたっぷりあれば、漢方薬の効きが良くなることは間違いありません。
~薬剤師 鳥居英勝~
世界で最も肥満が少ない国はどこでしょうか? 実は、ベトナムだそうです。
その理由は、
①ベトナムでは起床から14時間以内に食事を済ませる。(早起きなので、夕食から寝るまでに時間が開く。)
②主食は米、おかずは野菜たっぷりで、肉や魚は食べるけど少な目。
③油はあまり使わず、鍋が多い。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・~『ベトナム人に学べ!“太りにくい”食べ方』より~
まさに、欧米化を受ける前の日本食と似た食事を、現代のベトナムの方たちはされているんですね。
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私どものところにも、東南アジアの方々が漢方相談にお越しになります。確かに太った方はいないし、便秘や冷えの訴えも少ない。
きっと、良い食事を続けているおかげで、日々の食生活で身体がデトックスされていて細胞の代謝も良く、腸内の環境も良いのでしょう。
また、日本人に比べて漢方薬の切れ味が良いと私は感じています。
昭和40年代中ごろに摂っていた食事が、日本人にとって最も長生きできる食べ物なんだそうです。飽食時代の栄養失調なんていうことが言われている今、日本食をもう一度見直す必要があるように思います。
~薬剤師 鳥居英勝~
身体をしっかり整えると、自然と妊娠しやすくなるものです。ちょっと長くなりますが、赤ちゃんが欲しいのに授からなくて悩んでおられる方は、最後までお読みいただければ幸いです。
漢方薬などを用いてからだを整えることが、授かるためにいかに大切であるかを、私たちは実感しております。私どものところにご相談におこしになる方の多くは、病院に通ったけど功を奏さなかった方々です。そして全体の約7割の方が、しっかりと身体を造った後に授かっていらっしゃいます。
身体をしっかり整えると、生理痛が軽くなるなど月経の状態が改善したり、基礎体温が整ってくるといった変化があらわれます。また、冷えが和らぐ、疲れにくくなる、イライラが軽くなるなどの、全身症状の改善がみられるようになります。これらはとても大事なことです。というのは、月経や全身症状が良くなっているということは、必ず生殖器系も充実しているといえるからです。ホルモンバランスは整い、卵子の質は向上し、排卵はスムーズになり、子宮内の環境が良くなって着床しやすくなってきます。
実際に、私どものところにご相談におこしになった方ですと、しっかり身体を造られた後にはタイミングを取るだけで自然妊娠する方が多くいらっしゃいます。それで上手くいかなかったときには、西洋医学的な治療を合わせて功を奏しておられる。しっかり身体を造ってから行うと、成功率がアップするようです。
東洋医学的な身体造りと西洋医学的な治療は、相乗効果が得られることは明らかです。また、ホルモン剤による卵巣の疲弊など、攻めの治療による副作用的な症状の軽減にも役立つと考えられています。それぞれの長を助け短を補うといったところでしょう。
さて、子供が欲しい時に、みなさんはどうされるでしょうか?食事に気を付けたり、運動したり、冷えや疲れに注意したりと、色々努力されると思います。これらは、妊娠しやすい身体を造る上で、とても大切なことです。そして、タイミングをはかってしばらく様子をみる。それで授からなかった場合に、お医者さんにかかるでしょう。
長く子宝漢方相談をおこなっていて、心から思うことがあります。それは、『お医者さんにかかって器質的な問題の有無を確認したら、早い時点で漢方薬などで身体をしっかりと造っていただきたい』ということです。検査の結果特にトラブルがなかった場合には、まずしっかりと身体を造る。その上で必要に応じて西洋医学的な治療を合わせる。場合によっては同時進行してもよいでしょう。そうすることで、必ず授かりやすくなります。もしも検査で何か問題が見つかった場合も同様です。それを踏まえて身体造りを行うと、子宝だけでなく、問題の改善にも役立つものです。
自分の身体のバランスがどうなっているかは、ご自身ではわかりにくいものです。当薬局では、体調やこれまでの経過などを良くお聞きした上で、『お一人お一人に合わせた、授かりやすい身体造りの方法』をご提案させて頂いております。
赤ちゃんが欲しいけどなかなかできないとお悩みの方は、お気軽にご相談ください。お力になれれば、こんな嬉しいことはありません。
☆ご相談は、随時お受けしております。スムーズにじっくりとご相談させて頂くために、初めておこしになる際は、お電話でご予約下さいますようお願いします☆
~薬剤師 鳥居英勝~
エボラの話題で忘れがちですが、風邪やインフルエンザ、ノロウィルス対策も怠ってはいけません。当店でも今週に入ってから、風邪薬を求めにいらっしゃる方が急に増えてきました。
予防接種、うがい手洗い、栄養と休養、適度な運動、身体をあたたかくする、マスク、人ごみを避けるなど。わかりきったことを実行できるかが予防のカギになります。
それと、できることなら腸内環境を良くしたり、エビデンスのとれた保健薬をのんだりして、免疫を活性化させるとなお良いと思います。
私も、数か月前から腸内の善玉菌を増やすためにナノ型乳酸菌、疲れを感じたら薬用人参製剤、白血球の運動力を上げるといわれている熟成ニンニク製剤、それと、排膿散及湯といって漢方の抗生剤といわれているものを常用しています。おかげさまで、今のところ疲れ知らずの風邪知らずです。
昨年、空間除菌を目的とした二酸化塩素製剤のことがニュースになりました。色々なタイプの製品があるのですが、胸ポケットにつけたり首から下げるタイプのものは効果がないということでした。愛用されていた方はがっかりされたことと思います。
ただこれは、部屋の中など閉鎖的な環境で使用した場合にはある程度効果があるということは、データでもとれているようです。部屋置きタイプやスプレータイプのものなど、空間中により高濃度に散布できるものありますので、上手に利用するとウィルス対策になると思われます。
~薬剤師 鳥居英勝~
いよいよ日差しも強くなり、熱中症に注意が必要です。室内でも熱中症になることはありますし、たとえ温度が低くても湿度が高いと危険度が上がるといいます。通気、温度管理、水分補給をお忘れなくなさってください。
さて、東洋医学的な熱中症対策は『補陰・清虚熱』。ひらたくいえば体液を補って、余分な熱を冷ますことです。
私どもには、甦脈宝(こうみゃくほう)というとても良い栄養剤があります。甦脈宝には、生脈散(気陰双補)+牛黄(清熱)が入っており、体液を効率よく生み出しながら熱をさばいてくれます。
おかしいなと思ったら早めに、また、暑い日に屋外で仕事をしなければならない方は予め飲んでおくことをお勧めします。熱中症対策は、これ1本でOKです。
1日1本服用 1本¥1.510+税
~薬剤師 鳥居英勝~
入梅前、そろそろ食中毒に注意しないといけません。今朝もニュースで、給食の牛乳をのんだ子供たちが気分を悪くしたという報道がありました。場所は千葉県、3400人中800人が発症したとのことです。
同じものを食べても、食中毒にかかる人とかからない人がいるのはどうしてでしょうか?
そのカギは、『胃酸と善玉菌』にあるようです。胃酸が十分出ている人は、たとえ悪いものが入ってきても胃で菌をやっつけることができる。また、腸内に善玉菌が多い人は、悪い菌が入ってきても善玉菌が優位を保って発症しないとのこと。これがいわゆる抵抗力が高いということのようです。
食中毒にかからないためには、普段から乳酸菌などの善玉菌をたっぷり摂って腸内環境を良くしておくことが大事。また、ストレスをためないようにして消化器系の働きを良好に保つことも大切です。我が家では、食中毒や感染性胃腸炎がはやる時期には、子供たちに梅肉エキスを飲ませて、たとえ腸に悪いものが入ってきてもやっつけられるようにしています。
もしもかかってしまった場合には、下痢止めで止めるのではなく、水分をたっぷち摂って悪いものを早く出してあげないといけません。水分を摂ることは脱水症の予防にもなります。胃苓湯などの漢方薬を服用すると、悪いものが早くさばけるし、吐き気も和らぎます。
~薬剤師 鳥居英勝~
黄斑変性症が増えているそうです。増えている原因は『高脂肪食とブルーライト』とのこと。
高脂肪食は動脈硬化につながりますし、ブルーライトは眼を酸化させます。動脈硬化に酸化が加わると、肥厚した血管はより固くなり血が通りにくくなる。そもそも高脂血症で血がどろどろになっているところで血管が閉塞してくると、そこから血が漏れ出したり、バイパスを作るように新しい血管が生まれる。これが網膜の中の、ものを見る上でとても大事な黄斑というところで起きると、眼が見えにくくなっていく。以上が、高脂肪食とブルーライトにより黄斑変性症が増える大雑把なメカニズムといえると思います。
パソコンはともかく、ブルーライトはテレビからも出ているらしいので、子供のうちから見ていれば相当受けているはずです。飽食とテレビ・パソコンには若いうちから注意しなければいけないようです。
さて、原因がはっきりしていれば予防策も考えられます。『まごわやさしい』に配慮した和食中心の食事を心がけて、血液をサラサラにしておくこと。『抗酸化物質』を早い時点から摂取して細胞や血液の酸化を防ぐこと。この二つがカギになるのではないでしょうか?
抗酸化物質には色々なものがあります。ビタミンC・Eや、各種フラボノイド、ブルーベリーに含まれるアントシアニンなどが良く知られています。果物や野菜にも含まれています。
これら抗酸化物質には当然強弱があります。折角なら安全で効果の優れたものが良いことはいうまでもありません。調べたところ、イチョウ葉エキス由来のフラボノイドの抗酸化力は抜きん出ているようです。
イチョウ葉エキス製剤には多くの製品ありますが、玉石混交なのが現状のようです。原料として使われているイチョウ葉の品種・採取時期・成分の抽出技術によって、抗酸化力はまちまちです。また、イチョウ葉に含まれている有害物質がちゃんとカットされているかも確認しなければなりません。☆当店では、ドイツシュワーベ社製のイチョウ葉エキスを選定し、推奨しております。☆
※『まごわやさしい』とは・・・まめ・ごま・わかめ・やさい・さかな・しいたけ(キノコ)・いもの頭文字。
※中医学では、黄斑変性症の対応として、主に『活血化お=血の滞りを解消する』をとります。
~薬剤師 鳥居英勝~
先日の亀の甲羅に続き、ちょっとおもしろい補腎の小薬をご紹介します。
生物由来の補腎剤としてよく知られたものに、鹿の角があります。鹿の角は『鹿茸(ろくじょう)』と呼ばれ、補腎陽剤として用いられます。補腎の漢方薬はもちろんのこと、精力剤など強壮をうたった栄養剤にも広く使われているので、ご存知の方も多いかもしれません。
この鹿茸は、焼酎につけて何年も置いておくと結構な強壮酒ができあがります。もしかすると、マムシ酒やスズメバチ酒よりも強力かも。
そういえば昔裕福な家には、壁から鹿の首が突き出ていたり、玄関に巨大な海亀が丸ごと飾ってあったのを覚えています。それらの角や甲羅は薬としての価値があるのでしょうか?・・・
残念ながらないようです。生薬の原料となる鹿の角は『角化する前の幼角』で、亀板は『主にクサガメの甲羅』を原料としています。
~薬剤師 鳥居英勝~