冬の寒い時期はもちろん、夏の冷房で体が冷えてしまったときや、雨にぬれたときなどは、冷えが体の奥深くまで入り込まないうちに、温かい飲み物や食べ物で体を芯から温めることが大切です。
生姜やネギ、シナモンやウイ香(フェンネル)などのスパイスには即効性があります。
また、羊肉は体を温める作用が強いため、体が冷えてしまったときはもちろんのこと、ふだんから冷え性気味の人にもおすすめの食材です。
~薬剤師 鳥居英勝~
冬の寒い時期はもちろん、夏の冷房で体が冷えてしまったときや、雨にぬれたときなどは、冷えが体の奥深くまで入り込まないうちに、温かい飲み物や食べ物で体を芯から温めることが大切です。
生姜やネギ、シナモンやウイ香(フェンネル)などのスパイスには即効性があります。
また、羊肉は体を温める作用が強いため、体が冷えてしまったときはもちろんのこと、ふだんから冷え性気味の人にもおすすめの食材です。
~薬剤師 鳥居英勝~
ぞくぞくと寒気がして、「風邪をひいたかな」と思ったときには、まずはからだを温めながら軽く発汗させる作用のある生姜、ネギ、紫蘇などがおすすめです。
昔ながらの「生姜湯」や、ネギ入りのお粥などはとても効果的です。
また、のどが痛むときには、ミントや菊花のお茶がおすすめです。
~薬剤師 鳥居英勝~
余分な水分がたまっている痰湿タイプ。
太り易い、いつも眠い、からだが重くだるい、口が粘る、むくみがあるなどが特徴です。
不摂生な食生活を送っている人や、胃腸のはたらきが弱い人に多くみられます。
また、梅雨など湿気の多い気候も発症の一因です。
このタイプの人は、からだの中の余分な水分を追い出し、胃腸の働きをしっかりさせることが大切です。
むくみやすい人は、ハトムギ、小豆、三爽茶など、余分な水分を追い出す作用のあるものを積極的にとるとよいでしょう。
また、食べすぎたときには、大根、タマネギ、サンザシなどがおすすめです。
そして大切なことは、決して胃腸の消化力を上回るほどの過食をしないことです。
また、お酒の飲みすぎ、あぶらっこいものや甘いもの、甘い清涼飲料水のとりすぎにも気をつけましょう。
~薬剤師 鳥居英勝~
冷えがある陽虚タイプ。
寒がり、手足がいつも冷たい、下半身が冷えやすい、顔が青白いなどが特徴です。
このタイプは、生活習慣と大きな関わりがあります。
冷えをよせつけない生活をこころがけ、冷たい飲食物のとりすぎ、薄着、夏の冷房などには十分注意するようにしてください。
冷えを改善するためには、からだを温める「陽気」を養うエビ、羊肉、牛肉、生姜、ネギ、ニンニクなどを上手に食生活にとりいれるといいでしょう。
また、春や夏に羊肉のスープや鍋料理を食べるという方法も、季節の陽気を利用する方法として有効です。
~薬剤師 鳥居英勝~
からだの潤いが不足している陰虚タイプ。
のどが渇く、寝汗をかく、手のひらや足の裏がほてる、肌が乾燥しやすいなどが特徴です。
心身ともに過労気味の人や、糖尿病を患っている人に多くみられます。また、加齢もからだが潤い不足になる要因のひとつです。
このタイプの人は、空気が乾燥し始める秋に備えて、夏の終わりごろから新鮮な野菜や果物で潤いを補給するよう心がけましょう。
また、梨、柿、百合根、クコの実、白キクラゲ、ハチミツ、ゴマなど、体を潤す作用をもった食材も適度に食生活に取り入れましょう。
ヤマイモやオクラなどもおすすめです。
逆に、体の潤いを奪う唐辛子などの香辛料は決して食べ過ぎないように気をつけてください。
~薬剤師 鳥居英勝~
気のめぐりが悪い気滞タイプ。
ゆううつ感がある、イライラする、ストレスに弱い、脇やお腹が張ったように痛む、月経前になるとイライラするといった症状が特徴です。
特に、春は精神症状を悪化させやすい季節なので注意が必要です。
気滞タイプの方は、香りがよく、気をめぐらせる作用のある食材をとりましょう。
紫蘇、三つ葉、春菊、セロリ、陳皮(ミカンの皮を乾燥させたもの)、スパイス類などがおすすめです。
~薬剤師 鳥居英勝~
エネルギーが不足している気虚タイプ。
疲れ易い、元気がない、少し動いただけで汗が出る、食が細い、朝なかなか起きられないなどの症状が特徴です。
このタイプの方は、過労を避け、胃腸に負担をかけない生活を送ることが大切です。
夜更かしや暴飲暴食はもってのほかです。
毎日の食生活では、米、豚肉、鶏肉、卵、ヤマイモ、ジャガイモ、豆腐などを、食べすぎない程度に食べると良いでしょう。
また、長く煮る調理法が良いとされていますので、煮物やスープ、おかゆなどを中心にすると良いようです。
~薬剤師 鳥居英勝~
血のめぐりが悪い瘀血タイプ。
肩こりや頭痛がひどい、顔色がどす黒く、目の下にクマがある、月経痛がひどいなどの症状が現れることがあります。
放っておくと、子宮内膜症や子宮筋腫など、さまざまな婦人病の原因になったり、妊娠や出産、更年期などに影響が出る可能性が高いので、決して軽く見るべきではありません。
瘀血タイプの方は、血のめぐりをよくするために、冷えやストレスを寄せつけない工夫が必要です。
食生活では、サバやイワシなどの青魚や、ニンニク、ラッキョウ、タマネギ、トマト、ベニバナ、サフランなど、活血作用をもつ食べ物を取り入れると良いでしょう。お酒もほどほどならいい薬になります。
~薬剤師 鳥居英勝~
血が不足しがちな「血虚」タイプ。
血色が悪い、肌や髪のつやがない、爪がもろい、めまいや立ちくらみがあるなどの症状が出ることがあります。
放っておくと、ホルモンのバランスを崩し、女性の場合は生理不順・無月経にもなりかねません。
原因はさまざまですが、若い女性に多いのは、偏食や無理なダイエットが引き金となるケースです。
血虚を改善するための食事は、何といってもバランスよく何でも食べることが大切です。
その上で、血を補う作用をもつクコの実、黒ゴマ、黒砂糖、ほうれん草、小松菜、ニンジン、ナス(皮のまま)、レバー、鶏肉、小豆、金針菜などを適度に取り入れると良いでしょう。
~薬剤師 鳥居英勝~
『お腹の調子が優れない』原因は様々です。
この中で、胃がすっきりせず年中消化剤を飲む方や、便に未消化物が混じるのが気になる方は、『消化酵素不足』が原因となっていることがあります。
そのような方は、醤油・味噌などの発酵食品を積極的に摂るとよいでしょう。
これらの食品には、酵素が多く含まれており、それが元となって腸の中で『消化酵素』が合成されます。
もっと効率よく消化酵素を養うためには、『大高酵素』などの多品目植物発酵エキスを飲むことが効果的です。
~薬剤師 鳥居英勝~